精神科疾患と身体的疾患を合併しているかたを対象として、内科医と精神科医が共同で主治医となって治療にあたっています。
精神症状や認知症症状のため内科的疾患の治療を十分に受けられなかったかた、他施設を利用中で併せて精神科的治療をご希望のかたなどにご利用いただいています。
精神科病院を母体としながらMRIやCTといった検査機器も充実しており、内科的治療が必要な際には当病棟で受け入れ治療を行うことが可能です。心身ともに安心していただける入院環境を大切にしています。
「早く回復、しっかり克服」を目標として精神科医、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、薬剤師など多様な専門職種が、密度の高いチーム医療を提供しています。
退院時には、家庭や地域で安定した生活がおくれるよう、そのかたに合ったリハビリやサービスを提供します。「病気を一緒に治していく」という立場から、病気の特性や治療法、対応の仕方などの理解をご本人およびご家族に深めていただく心理教育や家族教室にも力を入れています。
思春期から高齢者、統合失調症からうつ病や認知症まで、幅広い対象の皆さまに安心して過ごしていただける治療環境づくりに日々取り組んでいます。
「家では休息がとれない」「薬の副作用がつらい」「対人関係がうまくいかない」等々、症状によって地域社会での生活のしづらさを感じて困っているかたの入院治療を行っています。
治療についての悩みや不安には担当医をはじめ、内科医、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士、薬剤師、管理栄養士など多職種がサポートにあたっています。
退院後の社会復帰を円滑に進めるための作業療法などの治療プログラムも充実しています。安心した入院生活を送っていただくことを大切にしています。
60床、男女混合の精神療養病棟です。
短期間の急性期治療ではなく、地域移行を目指したリハビリ活動を中心に、個人に合わせたケアをゆとりをもって提供しています。
医師・看護スタッフだけでなく、専従の作業療法士や退院支援相談員、療養病棟を担当する精神保健福祉士が、多面的な視点での関わりを意識してサポートにあたります。
ユーモアのある病棟独自の新聞を発行して、ご家族との繋がりも大切にしています。
患者さんご本人やご家族の思いに寄り添った話し合いの場を多くの職種・スタッフが提供しています。安心できるサポート体制を常に意識し、個々の患者さんの能力をしっかり見極めながら、退院後の地域生活への移行をお手伝いしています。利用者のかたがたに「入院してよかった」と思っていただけるよう日々努力しています。
内科的疾患の治療が必要であっても病状が比較的安定しているかたや、脳卒中などの後の急性期リハビリを終えて継続的なリハビリを要しているかたなどにご利用いただいています。
長期療養だけでなく在宅復帰や他施設への入所も念頭におきながら、個別に応じた看護・介護を実践しています。季節ごとのレクリエーション等も積極的に行うことで、入院しているかたにとって楽しい生活の場となるよう取り組んでいます。
認知症に付随して生じる不穏、幻覚、妄想、暴力、徘徊といった症状のために地域での生活が困難となり、薬剤調整や環境調整を目的として入院となるケースがしばしばあります。こういった付随症状のある認知症では介護も容易ではありません。
認知症の多くは治すことが困難であり、障害を抱えながら生涯をすごすことになります。
しかし、病気の状態や程度、ご本人の心理などを十分に理解することで、認知機能を維持しながらその人がその人らしく生活できる可能性が大きく向上します。
当病棟では医師、看護師、介護福祉士、看護補助者、作業療法士、精神保健福祉士など多職種が、その人らしさを取り戻すための生活機能回復訓練、作業療法、回想法、学習療法といった各種の専門プログラムを提供しています。
長期療養を必要とされる方に、出来る限り自立した暮らしを営めるよう支援しています。具体的には、要介護度1以上の方を対象として、介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成した「施設サービス計画」に基づいて、
等を行うことによって、入居者の方がそれぞれの能力に応じた生活を送れるように支援する事を目的としています。
また、長期療養だけでなく在宅でお過ごしの方も短期入所療養介護(ショートステイ)としてご利用いただけます。
生活の場である療養環境の「住み心地」を大切にして(お一人当たり8平方メートル)、温かな笑顔と思いやりを持って日々のケアを実践しています。
また、ホールからご覧いただける(C棟最上階)宇治市街の展望もお楽しみいただけます。
入所のご相談、ショートステイのご相談などお気軽にご相談ください。
Fax:0774-32-6358