今週のカウンセラーのつぶやき [2022/11/23]
先日『認知行動療法の哲学ーストア派と哲学的治療の系譜』という本を読みました。哲学に関しては難しくてよく分からない部分も多かったのですが、世間一般的に「新しい心理療法の流れ」とされている認知療法の基本的な考え方が、実は古代ストア哲学にまでさかのぼって存在することが実証的に示されていて、まさに温故知新! と思い入りました。「我々は苦しむ以上に怖れるのである」という箴言は、以前から印象にのこっている言葉のひとつです。
(担当:名倉
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/11/16]
猛暑だったのが嘘のように、日に日にひんやりとした空気になってきました。私は暑さに弱いので(冬生まれだから?)、夏が早く終わってほしいとばかり願っていたのですが、秋になったらなったで、鼻炎が出てきたりと違う悩みがあることを1年ぶりに思い出しました。嬉しいこともあれば、嬉しくないこともある…。そんな当たり前の感覚を、季節が変わると思い出します。
(担当:片桐
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/11/2]
私は教育機関でも臨床をしているので、漫画やアニメ、ゲーム、SNSコンテンツについて情報だけは最新の物を耳にしています。子供たちがどんな世界を味わっているのか、そこから何を吸収しているのか、一緒に感じたい気持ちもあって気になるものは積極的にチェックします。そんな中で最近ある「海賊漫画」に再度ハマってしまいました。学生時代にもよく観ていましたがアニメを観るたびに号泣してストーリー展開が頭に入らなくなり断念したという・・・私にとってはいわくつきの作品です。大人になって見返しても心が震えるあの感じは変わりませんでした。自分は何を成し遂げたいのか、どんな人でいたいのか、誰と過ごしたいのか、何を大切にしたいのか…日々の生活の中ではぼんやりとさせてしまう部分を真っすぐに問われているような気持ちになりハッとさせられました。
(担当:波多野
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/10/19]
先日、20年来の友人と久々に再会しました。その後、買い物を一緒にしたのですが、友人が食べることに以前よりも興味を持っていることに気がつきました。友人いわく、コロナ禍で家にいることが増え、お菓子作りを始めたり、食に注目することが増えたとのことでした。会わないでいる間に友人に起きた変化に新鮮な驚きを感じました。それと同時に、実際に誰かと会って話すことの良さを改めて実感していました。
(担当:青山
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/10/12]
「耳をすませば」という映画がテレビ放送されていたので、久しぶりに見ました。見始めると、ストーリーとは直接関係ないところで、二人乗りで自転車を走る姿や、お父さんが居間で煙草を吸うシーンなど、日常が描かれている情景その一つ一つに気をとられ、胸がぎゅっとなりました。自転車の二人乗りとか、家で堂々と煙草を吸うとか、今ではあまり見られなくなった光景ですが、当時の生活の息遣いや匂いみたいなものが、一気に思い起されるようで面白かったです。いつまで経っても小さい頃の風景や、そこで過ごした空気感や匂いというのは、ちゃんと、もしかしたら当時よりも濃く、自分の中に残り続けてるんだなとしみじみ感じました。
(担当:白川
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/10/5]
先日、観葉植物のポトスの植え替えを1年ぶりにしました。植木鉢から根が漏れ出ていて、慌ててもっと大きい鉢に移したのです。支柱に枝葉を這わせているのですが、植え替えの際に絡み合っている枝葉をなにを思ったのか解いてみました。すごかったです。絡ませているぶんには1メートルも高さはないんですが、解いてみるとひどく長く、なんと一つの枝葉が5,6メートル以上ありました。全然想像していなくて、しばらく呆然としてしまいました。ポトスはもともと熱帯の植物で、木々に絡みついて蔦をどんどん伸ばしていくタイプのようです。こんなところでこんな旺盛な力強さを目の当たりにして、なんだか自分も頑張ろうと思いました。
(担当:森永
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/9/21]
台風の季節ですね。昔、台風の日に自宅に帰ろうとして、台風から自転車で走って逃げたことがあったなあと思い出しました。でもよく考えると、台風から走って逃げるなんてことができるんでしょうか。そういうおかしい記憶ってだれでもお持ちのような気がするんですが…。浮き輪くらいの大きな蛾を見たというエピソードも今は怪しいと思っている記憶の1つです。記憶ってあてにならないですね。
(担当:志水
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/9/7]
ここのところ、大きな病気が見つかったという同年代の知人が続いています。それでも各々、動揺することなく落ち着いて治療に臨んでいて、その立派な姿に頭がさがる思いです。冷静さを保っている秘訣について訊くと、共通して聞かれるのは「病気のことばかり調べすぎない」「自分がしたいことに向かって進む」ということでした。たしかにどれだけ病気のことを調べたり考えたりしても、それで病気がよくなるわけではなく、むしろどんどん病気に捉われてしまうだけでしょう。現実はありのまま受け止めながら、前を向いて進んでいく。言うは易く行うは難しだと思いますが、いまの健康に感謝しつつ、どこかで心の準備が必要とされるテーマであることを実感しています。
(担当:名倉
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/8/31]
この「つぶやき」を見返していると、コーヒーが好きなんだけれど、深入りコーヒーを飲むとカフェイン酔いをしてしまうとつぶやいていたカウンセラーがいました。それを読んでいて、私もあるある!と思いました。私は「牡蠣」と「ゴーヤ」です。どちらも食べると数時間後に強い胃痛に襲われます。とくに牡蠣は大好きで、秋になると牡蠣フライを食べるのを楽しみにしていましたが、いつのころからかたくさん食べた日の夜中に胃痛に苦しむことになりました。たぶんアレルギーの一種だと思うのですが、好きなのにいっぱいは食べられない(涙)と嘆いていましたが、体質は自分で変えられないので受け入れるしかないと思っています。どうやら2個ぐらいなら大丈夫そうなので、少しだけをじっくり味わって食べるようにしています。もうすぐ牡蠣の季節ですねえ。
(担当:片桐
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/8/24]
ここ最近は、コロナ禍に加えて時間に追われる生活で、家と職場の往復に終始していました。先日、少し時間ができたので、いつもの道からそれて細い小道に入ってみました。すると、壁いっぱいに緑を施したデザイン性の高い建物があったり、“古い洋館”と称したくなる雰囲気のあるお宅があったり、プチ探検を味わうことができました。そしてその先におしゃれなパン屋さんを発見。甘いもの、珍しい素材を使ったもの、定番のもの、あれやこれや買い込んで、ゆっくりおいしくいただきました。忙しい時、余裕がない時には視野が狭くなりがちですが、少し行動を変えてみると意外なものが見えてくるものだ、と改めて実感した一日でした。
(担当:荒井
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/8/17]
8月も半ばを過ぎ、夏も終わっていくのか~と寂しい気持ちにもなりますね。私は今年久しぶりに打ち上げ花火を見ることができました。小さな橋の上から眺めたので、花火が水面にも映し出され、その綺麗さに終始見とれていました。小規模なものだったので10分ほどで終わってしまいましたが、その儚さを含めてとても感慨深かったです。思い出を作るにもいろんなことに配慮して動かなければならない時期ではありますが、そんな時期だからこそ風物詩と言われるものを無理のない範囲で味わいながら過ごしたいものですね。私は早速この秋の目標を考えておこうと思います。
(担当:波多野
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/8/10]
気候変動により猛暑の日が続くと思えば、記録的豪雨に見舞われたりと、生活し辛い日々が続きますね。世界情勢も不穏な状況が続き、新型 コロナウイルスも収束するどころか過去最高の感染者数を打ち出し、日々、忍耐強く生き抜くことが強いられています。いつまでこの状況が続くのでしようか。少々気弱な気分になってしまいますが、生きていくこと自体、本当に修行だなと実感します。こんな時は、せめてご自身のお好きなこと、例えば美味しいものを食べるとか、楽しい映画を見るとか、好きな音楽を聴くとかといった、ご自分へのご褒美を意識的におこない、ご自身を労わってあげてください。くれぐれもご自身をご自愛くださいね。
(担当:
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/8/3]
暑い日が続いています。心身の不調が続いていると、少しの環境の変化に適応しづらくなってしまうという話をよく聞きます。もしかしたら、少しずつの不調がたまっていってだるさを感じるようになったのかもしれません。そうした場合、毎日の生活で少しずつリラックスを感じていくことが大事なことのように思います。「そんな暇はない」とおっしゃる方も、どうかトイレやお茶の時間や、信号待ちの間に、大きく息を吐いたり、ご自身の首や肩の気になるところを優しく手で触ってみてくださいね。
(担当:青山
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/7/28]
暑さに慣れるためにと思ってカンカン照りの先日、午後3時頃にウォーキングがてら外出してみたところ、30分くらいでクラクラしてきて慌てて引き返しました。最高気温34度とアナウンスされていたのでまだ大丈夫かと思っていましたが、腕時計の温度計は39.8度! どおりで……。天気予報の最高気温って「日陰に設置された百葉箱内の温度」らしいですね。皆様も熱中症にはどうかお気を付けください!
(担当:名倉
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/7/20]
視覚優位か聴覚優位かという言葉があります。目で見た情報を処理するほうが得意か、耳から聞いた情報を処理するほうが得意かということですが、私自身は完全に視覚優位だなと感じています。口頭での指示は必ずメモする、目に付くところにやることリストを描いた付箋をはっておく、必要な書類は色付きのクリアファイルに入れて保管する、など自分なりに苦手な部分と付き合っています。それでも直接見えるところにないと存在を忘れてしまうこともあるため、時折、ぬけがないか確認しています。自分の集中力のなさにほとほと嫌気がさしますが、自分自身との付き合いも数十年になり、うまく付き合えるようになってきたなとも感じる今日この頃です。
(担当:向濱
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/7/6]
ささやかながら自宅に庭があります。南高梅を植えておりまして、去る5月に剪定をしたところ、タマガタカイガラムシという害虫がビッシリと樹皮に張り付いていて、卒倒しそうになりました。すぐさまインターネットで駆除方法を調べたところ、「有効な殺虫剤はない。爪で潰すか、天敵のテントウムシの幼虫に食べられるのを待つしかない」と書かれていて、途方に暮れました。爪では潰せないので、神頼みで、テントウムシの飛来を待ちました。そして6月、恐る恐る梅の実を収穫していると、なんと、テントウムシの幼虫と成虫を沢山見つけ、タマガタカイガラムシは姿が無くなっていました。自然は凄いなと改めて感じたのでした。
(担当:鹿野
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/6/22]
よくうつ病の人にアドバイスするとよくないと言われますが、私たちもカウンセリングのなかでアドバイスはしています。注意したいのは、アドバイスというものは必ず「現状否定」的なニュアンスを含むということです。「(今がよくないから)〇〇するとよいよ」という風に。うつ状態で視野が狭まっていたり余裕がなかったりすると、この現状否定を自己否定のように受け取ってしまいやすくなります。誰でもそうですが、とりわけ今感じている感情や体の中で起こっていることを否定されているように感じさせてしまうとよくないですね。ですからアドバイスはしますが、少なくともその人の感じている感情や身体感覚を否定しないように(現状肯定するように)気を付けないと、ただただ辛いだけのメッセージとなってしまいます。うつ病の方との接し方、付き合い方でお困りのご家族の方や周りの方のカウンセリングもお受けしていますので、家族の中で煮詰まってしまう前にご相談いただければと思います。
(担当:伊東
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/6/15]
大学時代(心理学科)の友人が、いったん社会人になってから一念発起して医学部に入り直して、勤務医として働いています。「勉強がんばったんやなあー!」と感心していたのですが、先日数年ぶりに彼から連絡があり、「自分に大病が見つかったのを機に、地元の田舎に帰っての開業を決断した」とのことでした。地域医療の危機が叫ばれる昨今、自身の命にかかわる病を得ながらも、それを契機として地域医療に転向する姿勢に胸を打たれました。ただ、医療の地域格差の問題は、もっと抜本的な改善が必要とされていることも実感します。
(担当:名倉
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/6/8]
コロナ感染拡大がはじまり、あちこちでオンラインが活用されるようになり、2年以上が経ちました。わざわざ遠方に出かけていた会議や打ち合わせ、研修会などもほとんどオンラインになり、当カウンセリングセンターでもオンラインカウンセリングを導入しました。オンラインになると、行き帰りの時間や手間が減ることだけではなく、マスクをしなくてもいいので相手のお顔を見られるのは嬉しいなと思います。でもやはりたまには直接お会いしてお話ししたいなと思うこともありますよね。会議もカウンセリングも、その時の状況や気分、目的などに合わせて、柔軟に選べればいいなと思います。オンラインカウンセリングも対面カウンセリングも、どちらもお気軽にご利用ください!
(担当:片桐
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/6/1]
日に日に日差しが明るく力強くなってきたので、新しい日焼け止めを買いに行きました。せっかくなので(?)、一石二鳥を狙って、ハーブの香りで虫よけ効果もあるというものを選んだのですが、この香りがかなり独特です。そしてその香り、「さわやかでいい」と感じる時もあれば、青臭さを強く感じる時もあります。虫が嫌いな香りを”いい香り”と感じるのも不思議だし、同じ香りなのに違う感じ方をするのも不思議です。青臭さを強く感じる時は少し困ってしまうのですが、「体調の良しあしを測るバロメーターかも!」「今日はどっちだろう?」と感じ方の違いを楽しむようにしています。虫よけ効果も今のところ定かではありませんが、まずは効くと信じるところからスタートしてみようと思います。
(担当:荒井
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/5/26]
コーヒーはブラック派で、詳しいことはわからないながらも好きな飲み物のひとつです。しかしやっかいなことに飲めるモノのと飲めないモノがはっきり分かれています。わたしは、焙煎されたいわゆる”深煎り”と言われるような商品を口にすると途端にカフェイン酔いをしてしまい、頭痛と胃痛でノックアウトです。こういう体質だと認識できるまで、ローストコーヒーを手にしては何度も不調に見舞われ『寝不足かな?』『食べすぎかな?』と失敗を重ねました。『好き』だけど『合わない』なんて思いもよりませんでした。しかし自分の体質をつかんでからは安心してコーヒーを楽しめるようになりました。食べ物に限らず、仕事や対人関係に疑問を感じた時も『自分とは合わない部分』をきちんと整理し把握することで、逆に『好きな部分』や『合ってる部分』を大切にし続けられるかもしれませんね。
(担当:波多野
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/5/18]
GWが終わって日常生活に戻ったのは良いのですが、体調を崩しやすくなりますのでご注意くださいね。私はGW中に、年配の友人が個展を開かれたので、久々に足をのばして行ってきました。その友人と10年近くお会いできていなかったのですが、顔を見るなり昨日会ったかのように接してくださり感激でした。友人は歳を重ねても相変わらず魅力的で、彼女の生きざまが作品に反映されていました。いろんな試練を乗り越え、それが長い時間をかけて花開き、芸術になったのだなあと感じました。私がとても辛いときに心のこもった言葉をかけもらい、支えてもらったなとしみじみと思い出しました。歳を重ねても生き生きとされている姿を見て、ちょっと将来の目標が見えたような気がしました。
(担当:
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/5/11]
GWが終わり、まさに5月病の時期ですね。4月で環境が変わった方もそうでない方も、5月に入り不調が出始める頃かもしれません。秋冬になって不調を自覚される方も、実は最初に不調かなと思ったのはこの時期だったという話もよく聞きます。「自分は大丈夫だ」という方も、定期チェックの時期と思って今のご自身の体調をチェックしてみてはいかがでしょうか。少し眠りが浅いな、とか、最近イライラしているな、とか、普段あまり意識していない変化に気づくかもしれません。小さな不調に気づいて自分で対応してみることを繰り返すと、大きな不調に悩まされることが減るように思います。
(担当:青山
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/4/27]
時々、映画鑑賞を楽しんでいるのですが、最近では「パプリカ」というアニメ映画が面白かったです。数年前に逝去された、今敏監督の作品で、他人の夢の中に入って過去のトラウマを治療するセラピストが主人公です。他人の夢の中に入れる道具が盗まれ、悪用され…というストーリーなのですが、夢はその人の“生”の部分がダイレクトに現れてくるもので、映画自体もこちらの意識に侵入してくるような描写というか、一度見たら中々忘れられない作品でした。それ以来、たびたび脳内で主題歌が再生されています。
(担当:向濱
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/4/20]
春先の澄んだ空気が好きです。桜が咲くちょっと前の、ウグイスの鳴き声がまだ下手で、日替わり定食みたいにすごく寒いのと少し暖かいのがとっかえひっかえにやって来て身体がついていかないけど、でも日に日に冬の厳しい寒さが遠のいていることを実感する、一年のなかでもほんの短いこの時期が好きでよく外に散歩に出かけます。でも、こっちで散歩を楽しんでいる一方で、遠く離れた地で今も大勢の人たちが大義のために次々死んでいるのだと想像すると本当によくわからなくなってしまいます。全員で散歩ができればいいのにと思ったりもします。
(担当:森永
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/4/13]
年齢が進むと共に、その季節でしか体験できないことに、心がソワソワ、ワクワクとしています。特に花を見ることや、旬の味覚を味わうこと、季節行事に参加することなどが、それに当たります。休日が待ち遠しく、どこの花を見に行こうかとか、何を食べようかとか、どの神社仏閣へ行こうかと考えていると、その瞬間は頭を痛めることや、気持ちをざわつかせることから、離れることが出来ます。このことに関しては、若かった頃よりも幸せだなと、最近しみじみ感じます。先日は吉野山へ桜を観に行き、美しい景色に癒され、登山での心地よい疲労を感じることが出来ました。
(担当:鹿野
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/4/06]
2月末に戦争が始まったとき、ものすごく驚きました。そんなことが起こると思ってもみなかったので、ものすごく驚いたのですが、その後も戦争が進んでいき、町がどんどん崩壊していく様子がいまだに信じられません。コロナで多数の人が亡くなっているのに、さらに自ら…と思うと、人間は不思議です。世界中で、それぞれの言い分が人間関係のように思うこともありますが、ただただ、人がたくさん死んでいってしまうので、どういうことだろうと頭をひねっています。とにかく早く終わってほしいと思っております。
(担当:志水
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/3/30]
HSP(Highly Sensitive Person:繊細さんの本で脚光を浴びた概念ですね)って医学用語ではないんですが、気になる方が多いようです。視力がとても良い人or悪い人、味覚が鋭い人or味音痴の人、絶対音感の人or音痴な人、というように、特定の感覚に対する感受性・過敏性というものは、私たちはみんな個人差があります。。HSPとは対人コミュニケーション上の刺激(相手の表情や感情、非言語、文脈など)への感受性が高い人のことで、聴力に例えるなら、いわば対人コミュニケーション上の“絶対音感”みたいなものです。絶対音感の人がなんでも音階に聞こえてきて疲れるのと同様に、HSPの人は、対人関係上で凡人が気づかないような情報までキャッチできるので、気疲れが多くなりやすいのですが、一方でそれは他の人にない特殊技能をもっているともいえます。どちらかといえば活かすべき個性であり、どうせなら自分の才能をうまく活かせるといいですよね。書籍などを読むとネガティブなことも書いてありますし、自分自身の生きづらさとも結びつけて捉える方も多いように思いますが、そうでないこともあるので、自分の個性と上手に付き合っていくためにも一度カウンセリングで相談することを検討してみてもよいかもしれません。
(担当:伊東
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/3/23]
世界で戦争がいまだに絶えず、多くの犠牲者が出ていることをとても悲しく思います。人類はその知恵と科学的進展によって大きな力を得ましたが、それだけに、その力の使い手と使い道がネガティブな方向に突き進むと、取り返しのつかない破壊につながり得ることを日々実感させられます。養老孟司先生は以前、戦争で人命を失うべきでない理由の一つとして、「どんな精密兵器よりも生命体のほうがずっと複雑な仕組みを持っている」との旨をおっしゃっていました。兵器は同じものを量産できるけれども命はひとつしか存在しない、この事実の重大さを改めて感じます。
(担当:名倉
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/3/8]
最近、和菓子にはまっています。特に上生菓子はお店をのぞく度に姿かたちの異なるものが並んでいて、季節の移ろいを感じられます。そこに添えられている「菓銘(季節や名所、古典からその菓子をイメージして名づけられているそうです)」を見てその後ろにあるストーリーを想像するのも楽しいです。平安時代から食されている和菓子があったり、若い職人さんのアイディアで新たに生まれた和菓子があったり。地味に見えていた和菓子の世界ははまってみると奥が深かった…。よりおいしく食すにはにはやはりお抹茶かしら、と道具をそろえて見様見真似で点ててみたのですがなかなか思うようにはいかず。今しばらく楽しい試行錯誤の日々が続きそうです。
(担当:荒井
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/2/23]
週末をできるだけ自宅で過ごすようになってから、お家の中で楽しめる趣味のバリエーションを着々と増やしています。その中の一つがお菓子作りです。昨日はクッキーを焼いてみました。クッキーは生地を作る過程に、粉とバターと卵黄を混ぜてそぼろ状にする作業があるのですが、これがなかなかコツがいる作業です。ただ混ぜるだけでは永遠に粉のままなのです。しかし、週末の私にレシピ本や動画を検索するほどのエネルギーは無く・・・粉々しいボールを抱え途方に暮れていました。ふと思い立って、酢飯を切るように?バターをきるように?混ぜてみると、白かった材料が徐々に黄色になり、次第にオレンジ色にかわっていくではありませんか。コツがわかってからの作業はただひたすらに変化を楽しむマインドフルな時間で、あっという間に感じるほどでした。味は市販のものよりかなり素朴ですが、過程を楽しむことが何よりだと思っています。
(担当:波多野
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/2/16]
北京五輪が開会されましたね。4年に一度の祭典、アスリートたちは最高のパーフォーマンスが発揮されるよう、標準を定めて日々厳しい練習を重ねています。当日、想像以上の自己ベストを更新する人もいれば、4年前の失敗のトラウマが再現し、うまく実力を発揮できない人もいます。神的存在のアスリートも思わぬハプニングに見舞われ、それでもなお自分のベストを尽くすアスリートを見ると、人間の潜在能力のすごさを思い知らされます。極寒の中で選手の方々は命がけの戦いですが、私は温かい部屋でみかんを食べながら無責任に観戦しています。全ての選手の皆さんにベストな状態でご自身の力が発揮されることをお祈りします。
(担当:
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/2/9]
雪国に住む友人から、このところの大雪で作ったカマクラの写真が送られてきました。スキーウェア姿で、おそらく汗をかくような作業をして、大人が3、4人は入れる大きなカマクラを作っていました。できあがったカマクラの中で暖かい飲み物を乾杯している友人の子どもたちの顔が、とてもいい笑顔でした。大雪の大変なニュースが流れていて、実際に難儀しておられる方も多いと思います。その友人からも雪の大変さをよく聞いていましたので、送られてきた写真を見たときに一層うれしい気持ちになりました。いいものにもやっかいな側面があるし、やっかいなものにもいい側面があるというのは、カウンセリングの中でも実感することのように思います。
(担当:青山
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/2/2]
オミクロンに振り回されてる日々が続いてます。「予防はできる限りするけど、かかったものはしょうがない」と言い聞かせながら生活しています。ここ2年ほど家で過ごす時間が増えたからか、外出する時に外が妙にまぶしく感じられたり、人の姿を前より敏感に感じ取ってしまいます。外に出たくないなーと思う気持ちも以前にも増して痛感しますが、面接に来る方とお会いする時は「とりあえず無事に会えましたね~」という気持ちになり、今まで以上に安心している自分もいます。気軽に会える機会のない生活の中で、どうやって人とつながっていくか‥とても難しいですが、しばらくはそういうやり方を探っていくことになりそうですね。
(担当:白川
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/1/26]
正月気分もすでに過ぎた感じがしますね。今年は巣ごもり正月でした。ずっと家にいるのも苦しいからと「カタン」というボードゲームを買って家族と延々やっていました。世界的に定番なボードゲームみたいで、知らなかったのですがなかなか面白かったです。ゆく年くる年も紅白歌合戦もみず、おもちもミカンも食べず、年越しそばは食べたけど初詣も三が日の最後の日に重い腰を上げてようやく行き、というかテレビもつけず、ただ延々とカタンをやっていたら日が過ぎていきました。変則的な過ごし方も楽しいですが、やはりやるべきことをやるべき時にやれると気持ちが改まるのだろうなと改めて思いました。
(担当:森永
今週のカウンセラーのつぶやき [2022/1/19]
新年あけましておめでとうございます。今回の年末年始休暇は思い立って、伊勢神宮を詣でましたが、コロナ感染防止の観点から、元日は避けて、12月31日に参拝しました。初めて知ったのですが、年内に翌年の初詣を済ますことを「幸先詣(さいさきもうで)」と言うそうで、神社仏閣では推奨しているとのことでした。 伊勢神宮は日本古来の建築様式で、屋根には瓦が使われず、檜や萱で葺かれていました。改めて、奈良や京都の瓦葺きの屋根は、大陸から伝来したものなのだと感じた次第です。厳かな気持ちで新たに次の一年を過ごそうと思えました。
(担当:鹿野