月刊『きょうと』ボナペティ栄養講座
目次
当院の管理栄養士が連載している栄養学エッセイです (メンバーによる連載コラムはこちら)
武士の情け、ロコモコじゃ!(2010年2月)
シンク de ディナー(2010年1月)
Hさん秘話と親子焼き(2009年12月)
シティー派チャンプル(2009年11月)
アリバイの煮物(2009年10月)
肉は味見できない逸品(2009年9月)
食べられる焼き飯(2009年8月)
よく言えばふんわりしたお好み焼き(2009年7月)
チーズケーキでモテる!(2009年6月)
おからのドライカレー(2009年5月)
手作りコロッケ定食(2009年4月)
豪快!酢レバー定食(2009年3月)
奇跡のサンドウィッチ(2009年2月)
味噌汁とご飯とおかず二品(2009年1月)
チキン南蛮丼定食(2008年12月)
さわらの寄せ鍋とお刺身(2008年11月)
オムレツとパンプキンサラダ(2008年10月)
ひき肉とキャベツのたいたん(2008年9月)
本能のゴーヤチャンプル(2008年8月)
食卓拝見! 残りものポトフ&納豆トースト(2008年7月)
食卓拝見! チャンプルとかいろいろの巻(2008年6月)
食卓拝見! 手作りハンバーグの巻(2008年5月)
食卓拝見! ラーメン&チャーハン(2008年4月)
食卓拝見! ザ・モツ鍋(2008年3月)
「あなたの朝食を拝見!」その1 (2008年1月)
身近な毒について (2007年12月)
サプリメントの上手な使い方 (2007年11月)
身近な食材と寄生虫 (2007年10月)
食材の正しい冷凍法(2007年9月)
日焼けと食事のサイエンス(2007年8月)
食中毒のサイエンス_(2007年7月)
旬野菜&油いろいろ (2007年6月)
体臭&毛髪 (2007年5月)
煮込み料理&山菜について (2007年4月)
食べ合わせの科学 (2007年3月)
ショウガの底力 (2007年2月)
おセンチおせち (2007年1月)
肝臓の正しいいたわり方 (2006年12月)
金の果物、銀の果物 (2006年11月)
オサカナスキヤネ (2006年10月)
にんにくパワー (2006年9月)
瓜のウリ (2006年8月)
梅雨と夏バテ対策 (2006年7月)
食物繊維でお腹キレイに (2006年6月)
善玉菌と悪玉菌 (2006年5月)
タケノコの効用&レシピ (2006年4月)
ストレスと栄養 (2006年3月)
巻頭エッセイ・バックナンバー
当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は精神科デイケアの作業療法士Tさん(女性)の夕食です。
(Tさんって、いつからウチに就職してはるんでしたっけ?)
T:去年の4月からです。新卒で入りました。
(そうかァ。新卒ですか。なんだか最近、みんな若くなったなあ)
F:なんやそれ(笑)。
(ご出身はどちら?)
T:出身は神戸なんですけど、大学は大阪で、そのあと京都に引っ越してきました。
F:神戸やったら阪神大震災のとき大変やったんとちがう?
T:そうですねー。当時小学2年だったんですけど、すごく揺れたのは覚えてますね。でも私が住んでたのは垂水区だったんで、そこまでひどくはなかったです。ガスとか水が止まったりはしましたけど、マンションは修繕してそのまま住んでましたし。
(学生時代はどうでした?バイトとかやってはりました?)
T:
私は余裕がなくてできなかったですね。毎日1限目から5限目までありましたし、クラスの半数が脱落するような状況でしたから。学生時代にはあまり戻りたくないです…。
F:作業療法士さんの学校ってそんなに大変なんやね。
(僕も学生時代には戻りたくないけれど、それはあまりにもヒマだったからですからねえ)
F:クラブ活動とかは?
T:勉強が忙しかったんで、クラブとかサークル自体が大学になかったですね。高校時代は水泳部やってましたけど…。
F:へー、水泳部!
T:陸のスポーツが苦手なんで、水の中でないとダメなんです。
(水泳部っていうと古式泳法とかやってはったんですか?)
T:古式泳法?…しないです。
(着衣でも泳げたりするから便利そうやなと思ってたんです。鎧兜をつけてても泳げるとか)
F:でも個人メドレーとかで古式泳法してる水泳選手って、あんまりいないでしょ(笑)。
T:いないと思います。
(そうですか。それじゃあそろそろ、ご飯のほうにいきますか)
T:はい、これなんですけど…。

F:あ、ハンバーグや。
T:えっと、一応ロコモコなんです。
F:あ、ごめん。ほんまや。
(ロコモコって何なんですか?)
T:ご飯のうえにハンバーグと半熟卵(温泉卵)、トマト、レタスをトッピングしてます。
(ハンバーグはどうやって作ります?結構みんな違うんですよ)
T:玉ねぎ、にんじん、しいたけ、ピーマンをみじん切りにして炒めて、少し冷ましてから、合挽き肉と卵とパン粉とオイスターソースと塩コショウ少々をいつも入れます。で、これを丸めて、まんなか引っ込めて焼くんですけど。
(F家は?)
F:ウチは玉ねぎと卵と…鶏ミンチでセコくカロリー抑えたり制限したりしてるかな。あとはパン粉と牛乳とコショウ、残りの野菜あったらしいたけとか入れるかも。
(僕はニンニクと玉ねぎをみじん切りにして炒めて、合挽きミンチとパン粉、卵、ナツメグ、塩コショウ、コンソメ少々ってとこですね)
F:ちなみ、ロコモコのソースってどうしてはるん?
T:ハンバーグを焼いた後のフライパンで、お好み焼きソースとケチャップと、あとちょっとだけマヨネーズ入れてます。
(あとの小皿は?)
T:白しめじと玉ねぎのコンソメスープと、いちごです。
(栄養的にはどないですか?)
F:うーん、一食だけでは分からへんからなあ。普段はどんなメニューが多いん?魚も食べてはる?
T:魚はあんまり料理しないですねえ…。野菜は一品は入れるようにしてるんですけど。そう、ニラが好きでよく買います。ニラと卵をウェイパーでスープにして、片栗粉でとろみつけて、最後にごま油。こればっかりですね(笑)。
F:ほんじゃあ、まあ80点ってとこかな。ウェイパー使いすぎでマイナス10点(笑)あと魚が少なそうなのもちょっとマイナス。最近、魚油が抗酸化作用で注目されているし。
T:ありがとうございます。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は作業療法室のYさん(女性)の夕食です。
Y:昨日の晩ご飯の写真、撮ってきたんですけど…。

F:あっ、これ見たことある!っていうかこれ、ウチの病院の台所!?
Y:えっ?いえ、我が家の台所ですけど…。
F:うわ、ごめんなさい。
(そりゃそうでしょう。台所のシンクって、どこもこんな感じですよ)
F:もう分かったから!こんなんインタビューには載せんといてや!
(ちゃんと載せるのでご心配なく)
F:ええっと、気を取り直して。Yさん、シンクの上でご飯食べてはるんですか?
Y:はいー、一人のときはいつもここで食べてるんです。作ってすぐ食べれるし、すぐ洗えるし、合理的ですよねえ。
(…すごい。合理主義をきわめておられますね。食卓はムダ!笑)
Y:なにしろ火を止めるだけで、もう食べられますからね。
F:そういえばYさん、作業療法士になる前はデパートで働いてたんですよね?小耳に挟んだんですけど。
Y:はい、そうなんです。作業療法士になったのは2年前で、その前は同じデパートに勤めてて。お客さん向けの友の会っていうのがあって、そこで旅行とか食事会とかの企画担当をしてました。
(そこから作業療法士さんに転身しようと思われたのは?)
F:アハハハッ!(なぜか突然爆笑)
(ど、どうしたんですかFさん)
F:あ、いや、なんでもない!
(ひょっとして写真の急須がえらい年代モノだからとか?笑)
F:いや、違うって。もういいし!
(すみません、続きお願いします)
Y:で、そのデパートが友の会の旅行部門を廃止にしたので、異動することになったんですけど、他に行きたい部署がなくて。だったら別のことをやってみようかなって。
F:ちなみにご趣味などは?
Y:うーん、散歩ですかね。
(散歩というと?)
Y:昔はね、散歩って景色のいい場所でやるものんだと思ってたんですよ。でも最近は、街から街にただ歩いたりするのが好きで。
(散歩の魅力って何なんでしょう?)
Y:歩いてると景色が変わっていくし、いろんな人がいるし、いろんな犬もいるし。なんでこの人はこんな犬を飼ってるんだろうとか考えながら歩くのが楽しいですね。
(目的なく歩くのが真の散歩ですよね。道行く人に「阪急百貨店はどちらですか?」って尋ねて、「右に行くとすぐですよ」と言われた後、会釈してそのまま左に歩いていくのが、本当の散歩者だと思ってます)
Y:へ?
F:…じゃあ、そろそろ食事のほういきますか。
(そうですね、写真のメニューの解説、お願いします)
Y:面倒くさくなると、野菜とかの残りものに糸こんにゃくを入れて、すき焼き風の味付けにして食べるというのが多いんです。今回もそんな感じで。
(採点はどうですか?)
F:90点かな。野菜とってはるのはいいと思うけど、こんにゃくって消化あまりよくないし、夜は消化のいいものを食べはるほうがいいかもしれませんね。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は作業療法士のHさん(女性)の夕食です。
(Hさんってご出身はどちら?)
H:生まれは兵庫県の明石です。しばらくして三木に引っ越すことになったんですけど、当時一歳半だった私が「ここに残る!」って言い張ったらしくて。それで結局、三木の幼稚園に通わなきゃならない前日ギリギリまで明石にいたみたいです。
F:それからはずっと三木?
H:はい、広島の大学に行くまではずっと三木でした。
(学生生活はどうでした?)
H:ウチの高校が変わってて。卒業式の前日は、在校生全員で校門前のレンガを雑巾がけしたりしてましたねえ(笑)。
F:バイトとかはしてはったん?
H:大学に入ってからはアホほどやりました。おもに居酒屋のホールスタッフやってました。
(紙面的には、なにか裏話的なものがあると嬉しいんですが…)
H:うーん、そうですねえ。そういえば、バイト先の店長から「好きだ!」と言われたことあります。
F:へー、どんな風に!?
H:なんか、いきなり電話かかってきて、「いま付き合ってる人おるん?」って訊かれて。で、「いません」って答えたら、「俺と付き合わん?」って。
(で、どうなったんです!?)
H:その場で「無理です!」って言いました。
F:なにが無理やったん!?
H:いや、そういう対象じゃなかったので…。おまけに間の悪いことにその次の日もバイト入ってて。仕事なので行きましたけど。
F:その後の展開は何もないん?
H:その店長、しばらくしたらニュージーランドに行ったらしくて、寿司屋を開くんだとか聞きましたけど、詳しくは知りません。
(うーん、失恋のショックでおかしくなられたのかもしれませんね)
F:居酒屋でバイトしはるくらいやし、お酒も結構飲まはるん?
H:
そうですねー、店でバイトしてたんで銘柄は詳しくなりました。富久長が一番好きなんですけど、美和桜というのもオススメです。どちらも広島のお酒です。
(ではそろそろ、今回のメニューをご紹介いただけますか)
H:はい、これです。鶏肉の親子焼きと、ベビーリーフ、プチトマト。あとは、もずくときゅうりの酢の物、残り物のキムチとみそ汁ですね。

(どうですか?)
F:いや、もう素晴らしいね。野菜も沢山入ってるし、みそ汁の具も入ってるし。99点!
(残りの1点は?)
F:ええっと、遊びです。遊び。
(ったく、いい加減なんですから!)
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は介護福祉士・Kさん(女性)の夕食です。
(まず自己紹介などお願いできますでしょうか)
K:はい、この病院に来て5年目になります。趣味は旅行です。
(旅行というと?)
K:海外旅行が好きで、先々月もポルトガルに行ってきました。あとはトルコとかエジプトとかイタリヤとか…。去年、富士山に登って以来、山登りにも興味が出てきました。
F:へー、山登りもしはるんや。
K:私の歳でも、山に登ったら「若い、若い」って言ってもらえるんで、それが嬉しくて(笑)。
(ではさっそくですけど、夕食を紹介していただけますか)
K:はい、これです。

F:これ、ゴーヤチャンプル?
K:そうです。あとは水菜のおひたしとマカロニサラダと。
(ゴーヤチャンプルのレシピは?)
K:お豆腐は水切りしといて、まずはハムを炒めて、次にゴーヤ炒めて、さらにお豆腐つぶして炒めて、塩コショウと白ダシで味付けして。…こんなんでいいんですかね?
(ベーシックでいいんじゃないですか)
F:へえー、ゴーヤチャンプルって、ハムで作らはるんや。
(スパムで作ると本場っぽくなるらしくて、一度使ってみたいんですけど、あれ高いでしょ?
小サイズで300円以上しますからねえ…。殿様じゃあるまいし買えないですよ)
F:ずっと食べてみたいのに、300円やから買わへんのや(笑)。
(いつか食べるだろうっていう予感はありますけどね。それはいいとして、次のお皿は?)
K:水菜のおひたしは、茹でた水菜に味ぽんぶっかけですわ。かつお節かけて。マカロニサラダは、マカロニ茹でて、きゅうり塩もみして、マヨネーズと味付け塩コショウとで合えてます。
(今回の食事、どうでしょうか)
F:うーん、やっぱり高得点かな。88点!
K:どこが足りひんのですか?
F:ここまでお野菜ちゃんと食べてはるぶん、魚類も食べてほしいなーというところで。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は作業療法士のAさん(女性)の夕食です。
(Aさんって一人暮らししてはるんでしたっけ?)
A:今年から寮暮らししてます。
F:自炊してはるん?
A:はい。
(なんかおススメのレシピなどは?)
A:えーっと、最近、ナス料理が多いですね。万願寺とうがらしとナスを炒めて、醤油と砂糖とみりんとお酒入れて炊いたり。
(万願寺の種って取り除きます?)
A:取ります。
F:えー、種って取るんや?
(取ったほうが美味しいですけど、僕もだいたい取らないですよ)
F:種の美味しさもあるからね。じゃ、もやしの根っこは取ってる?
A:取ってないです。
(僕も取らないですけど。そういうFさんは?)
F:アハハ、いやまあ、それは…。
(きっと、根っこの美味しさもあるんでしょう。笑)
F:ちなみに今回のメニューは?
A:これです。手羽元と大根の煮物と、薄あげと菜っ葉の…。
(おー、ちゃん作ってはりますね)

F:どうやって作らはったん?
A:まず手羽元を表面だけ焼いて、それを一旦取り出して。で、別の鍋に水としょう油、みりん、酒、砂糖でダシを作って、大根を入れて、しばらくしたら手羽元を加えて、あとは煮込むだけです。
(今回はどうですか?)
F:今までそんなに作ってはらへんのに、ここまで作れるのはエライね。
A:いえ…。
F:まあ強いて言えば、盛り付けがちょっと…ね(笑)。肉の置きかたとか、もうひと工夫できるかも。
(アハハ、手厳しいなァ)
F:あと煮物がふたつ重なってるし、もう一品は違う調理法にするとかもいいかな。
(で、今回は何点くらいでしょう)
F:うーん、90点くらいいくかな。まだ若いのに、買ってきたもんとか使わんとちゃんと作ってるし。
(ちなみに今回の写真、たまたま携帯で撮ってた夕食なんですよね?)
A:はい。
F:へえー、なんでこんなん撮ってたん!?
(こんなん、って失礼ですよ!笑)
A:いえ、その…ウチの母が、今晩なに食べたん?ってメールしてくることがあるんで…。
F:なるほど、そういうときのために撮りためてるってわけや(笑)。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回はA8病棟看護師のNさん(男性)の夕食です。
(Nさんって今、ご新婚生活ですよね?)
F:そうそう、料理も奥さんが作ってはるんとちゃうん?
N:いや、休日はほとんど僕が作ってますよ。キューピー3分間クッキングとか、上沼恵美子の料理番組とか、いつも録画して見てますもん。
F:へー、すごいね!
N:うちらの食費ってホントに安いですからね。夫婦二人で一日千円くらいに抑えてますね。
(ってことは一人五百円!?)
N:そうですねー。でも食費って、二人だと一人暮らしの二倍にはならないんですよ。二人だとキャベツ一玉とか買って使えますし。
F:どんな料理が得意なん?
N:キャベツやったら、コールスローとか、味噌汁とか、キャベツと豚バラを重ねて蒸し焼きにするのとか。
(重ねて蒸し焼きですか?)
N:それをポン酢で食べるだけですけど、簡単で美味しいですよ。あと、豚しゃぶもよく作りますね。そうそう、豚しゃぶってどうやって作らはります?沸騰した熱湯に入れてません?
F:入れてるわ。
(うん、入れてます)
N:それね、あかんのですよ。肉が硬くなるんです。そうやなくて、お湯が沸騰したら水を少し入れて、70〜80度くらいにしてから豚肉入れて茹でるんです。そうしたら、すごい柔らかくなるんです。
(よくご存知ですねえー)
N:これも上沼恵美子の番組で見たんですけどね(笑)。でもホント、安い肉が美味しくなりますよ。
F:今度試してみるわ。それにしてもマメに作ってはるよね。料理作るの楽しい?そろそろ飽きてきてるんとちがう?
N:結婚して2年半になりますけど、まだ料理は楽しいっすねえ。
(どうしてそんなに料理を楽しめるんですか?)
N:うーん、食べること好きですからね。調味料もどんどん増えてきて、豆板醤とか甜麺醤とか豆鼓醤とか買い揃えたりしてます。
(料理作るのは以前から?)
N:いや、結婚してからですよ。それまでは全然作ったことなくて、新婚の頃は大さじ1とかでも一回一回計量してましたもん。
(それがここまで料理好きに成長された秘訣は?)
N:やっぱり、自分の料理を食べてくれる人がいると全然違いますね。。美味しいとか言ってもらえると嬉しいですし、やる気出てきますし。
F:それはそうかもねえ。
(じゃあそろそろ、今回のメニュー見せてもらえますか?)
N:はい、これです。

(わー、品数多いですねー)
N:メインは鶏肉とキャベツの蒸したやつです。鶏肉はスジ切りしてから一口大に切って、お塩ちょっとと砂糖と、豆鼓醤とオイスターソースと、あと醤油ちょっととゴマとゴマ油で下味つけて、片栗粉入れとくんです。で、お鍋に切ったキャベツを敷いたところに、下味つけた鶏肉を乗せて、そのまま蒸し焼きにしたら完成です。最後は和えて食べます。
(旨そうですねえ。それに結構簡単そうだし)
N:あとはナスの煮物と、ナムルと、豆腐と、えのきの味噌汁ですね。
(Fさん、今回どうですか?)
F:いやー、すばらしいね!家計のことも考えてはるし。でも、こんな美味しそうやったら、つい味見とかして食べ過ぎてしまわへん?
N:いや、味見すると減りますからね。とくに肉だけは味見できないです。明らかに減りますし。
(アハハ、肉は味見できない。名言ですね!)
N:そうですかね…。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は理学療法室のSさん(男性)の夕食です。
(Sさんって、ご出身は?)
S:名古屋です。
F:じゃあ、ウチに就職しはるまでずっと名古屋育ち?
S:いや、高校まではずっと京都の長岡京でした。
(え?名古屋生まれじゃないんですか?さっき名古屋出身って…)
S:ええっと、あれは親父だけが一時期、名古屋に住んでたんです。だから今まで、実家どこ?って訊かれたら、名古屋って答えてたんで、今回もそんな感じで。
F:名古屋に住んでたこともあるん?
S:それはないですけど、親父が住んでたんで、何度か行ったことはありますよ。
(それって出身とは言わないですよ。うーん、きっと騙されてる人多いだろうなあ…)
F:Sさん、学生時代も京都?
S:実は僕、京都の大学と大阪の専門学校の2つ同時に通ってたんで、専門学校が近い生駒に下宿してました。
(学校2つ同時ですか!)
S:大学は夜間だったんですけど社会福祉学科で、専門学校は理学療法士のほうで。
F:ふたつも同時に学校って大変やったんとちがう?
S:いやー、もうメチャクチャ大変でした。完全にナメてましたね。
(両方行ってみてどうでした?)
S:確かに大変でしたけど、今になって思うと、理学療法の勉強だけでなくて社会福祉についても学べたのは良かったですね。社会福祉って、患者さんが地域にどう帰っていけるかというのがあるんで。
(おお、なんかいい話ですね)
S:学生当時はホント全然授業聞いてなかったんで、あくまで今となって思うことなんですけどね(笑)。もっと真面目に授業聞いとけばよかったって思います。
F:ところで今回の晩御飯は?
S:はい、これなんですけど。

S:真ん中のは焼き飯で、大葉とみょうが、土しょうが、ゴマ、じゃこ、桜海老が入ってます。味付けは醤油と塩で。スープはインスタントのおくらスープです。
(これでお腹もちます?)
S:僕、夏がダメで食事入らないんですよ。で、こういう薬味だったら夏場でも喉を通るかと思って。暑いときは、だいたいコレですね。
F:だいたいコレ?
S:そんなに美味しくないけど、桜海老もよく炒ると芳ばしいし、結構いけますよ。
(野菜とか足りなさそう…)
F:野菜もやけど、それより、たんぱく質が足りひんね。そやし、これに納豆か豆腐をつけるとか。
(今回の評価はどないですか?)
F:うーん、65点くらいかなあ。薬味たくさん使ってはるし香ばしくはなるんやろうけど、たんぱく質と野菜が少ないし、塩分取りすぎも心配やし。あと一品、豆腐とか魚とかが欲しいところやね。
S:参考になります。ありがとうございます。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回はA5病棟の看護師のOさん(男性)の夕食です。
(Oさん、はじめまして。前回のMさんとはお知り合いで?)
O:はい、MさんとはA5病棟で一緒だったので。
F:ずっとウチで働いてはるん?
O:いえ、ここには去年の8月に就職したんですけど、それまではT州会病院の透析室に10年近く勤めてました。
(透析って、ものすごく水を使うんですよね?)
O:透析液を作るのに要るんです。一分間に500t使うんで、一回4時間として、一人あたり120リットル要る計算ですね。
(断水とかなったら大変ですね!)
O:そうなんです。何年か前に実際、水が足りなくなって、他の病院に「水貸して!」ってお願いした病院もあったみたいですよ。
(水を借りるってすごいなあ)
F:話変わるけど、好きな食べ物とかあります? お料理は自分で作りはるん?
O:いえ…ほとんど嫁さんが作ってます。今回の食事もそうなんですけど。
F:奥さんは料理お好きで?
O:嫁さんは作るの好きみたいですね。ただ、以前は魚があまり好きじゃないみたいだったんですけど、僕が魚好きなこともあって、結婚を機にサバ煮とか作ってくれるようになりました。
(いい話じゃないですか!)
O:僕のほうも、結婚するまでは白ご飯の量が多かったんですけど、結婚してから嫁さんに「アンタ米食いすぎやで!」って言われて減らされて、代わりにおかずとか野菜で腹を膨らすようになりました。
(またもやいい話じゃないですか!)
F:ちなみに今回の夕食はどんなんです?
O:これです。レタスと牛肉の包み焼きと、お好み焼きです。

(どうやって作ってあるんですか?)
O:レタスの上に炒めた牛肉を載せてますね。お好み焼きは昨日の残りもので、小麦粉と豆腐、キャベツ、豚肉です。あとはご飯少々と。
F:お好み焼きに豆腐入れはるんや。美味しいですか?
O:豆腐入れると、よく言えばふんわりしますね。
(悪く言うと?)
O:べーっちゃり(笑)。ま、もんじゃ焼きに近い食感といいますか。
F:でもお好み焼きに豆腐入れたり、奥さんも健康に気ィ配って作ってくれてはりますやん。
O:まあ…。ただ、嫁さんが作った味噌汁は塩辛い気がするんですけどねぇ。恐いから黙ってますけど。
(アハハ。いや、ものは言いようですよ。塩辛くて不味いって言ったらカドが立ちますけど、この味噌汁は味がしっかりしてるからご飯何杯でもいけちゃうねえ!
とか言ったら、奥さんもこれはヤバいと思って、すぐ薄味にしてくださいますよ)
O:それいいですね(笑)。今度試してみます。
(今回は何点くらいの評価です?)
F:そうやねえ、80点はあるかな。でも奥さんサマサマやし、結婚に感謝せんとあきませんねー。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は作業療法士のMさん(男性)の夕食です。
(Mさんって就職されて何年目になるんでしたっけ?)
M:4年目です。去年までA5病棟にいてまして、今年の4月から作業療法室の所属になりました。
(そうでしたか。ちなみにご出身はどちら?)
M:奈良の西大寺のあたりです。
F:奈良って最近、なんとなく流行してきたよね。
(あー、マスコットキャラの騒動とか)
F:たしか遷都くんがブーイングだったんよね。
(あの騒動、奈良県民としてはどうでしたか?)
M:いやー、恥ずかしい感じですよね。同じ奈良人同士でイザコザ起こして。でもまァ、新聞とかで取り上げられて有名になったから、ラッキーなのかなとも思いますけど。
F:ずっと奈良に住んではるん?
M:ここに就職するまではずっと奈良の実家でした。今はここの寮に住んでます。
(初めての一人暮らし?)
M:はい、そうです。
(寮生活はどうですか?)
M: イヤー、気楽ですねえ。親に何も言われないし。風呂に入る時間も、ごはん食べる時間も自由!
(そうですよねえ)
F:学生時代は何かサークルとかしてはったん?
M:陶芸部に入ってました。今回持参した写真の器とコップも自分で作ったものなんです。
F:へー、すごい!
(自分で作らはったんですか!)
F:ちなみに、陶芸以外にも何かやってはりました?
M:うーん、そうですねえ。ピンホールカメラ作ったりしてましたね。
F:ピンホールカメラって、なんか映るやつ?
(そりゃあまァ、何かは映ると思いますけど…笑。ほら、小さい穴をレンズ代わりにしてフィルムに感光させるやつですよ)
M:そうです。小さい穴から長時間露光させると写るんです。
(Mさん、カメラとかお好き?)
M:いやー、とくに好きとかではないですけど。観光したときに撮るくらいですかね。
(あー。観光したついでに、しょうがなく撮るってクチですね)
M:い、いや、しょうがなく撮ってるわけじゃないですよ。
F:アハハ、写真ってしょうがなく撮るもんじゃないでしょ。
(これは失礼しました。ではそろそろ、本日の料理にいきましょうか)
M:はい、これです。

F:おおー、これが自分で作ったお皿?
(立派なもんですねえ)
M:いやいや、ありがとうございます。
(料理はよく作るんですか?)
M:寮に入ってから作り始めたんですけど、しばらくしたら飽きてきて。でも最近、ティファールの大きい鍋を買ったんで、またポトフとか作るようになりました。
F:今回のメニューは何?
M:これは朝食です。残り物のミネストローネと、チーズケーキになります。あ、ケーキも手作りです。
(チーズケーキ自作!)
M:…実を言うと、このインタビューのために一年ぶりに作ったスイーツなんです。OT室の面々と相談した結果、ギャップがある一品のほうがいいだろうって話になって。
F:ギャップあるかなァ。なんかMさん甘いもの好きそうやけど。
(でも殿方でスイーツ作らはるって、ちょっと意外ですよね)
M:はい、そういう話で作ることになったんですけど…。
(意外なギャップがある男性ってモテるらしいですからね。…あ、ひょっとして今回もモテたくて?笑)
M:あ、いや、アハハ。
F:これできっとモテるよ。うん。
(そうそう、ミネストローネのレシピうかがえますか?)
M:パックの煮豆を買ってきて、じゃがいもとキャベツ、タマネギ、あとはウインナーを切って、鍋に入れて、ミネストローネの素(原液)を入れて煮込むだけです。火が通ればもう食べられます。
(意外と簡単ですね)
M:はい。で、これを週末に8食〜9食分くらい作り置きして、平日の朝夕と食べ続けるんです。
F:うわー、8〜9食連続!
M:ええ、平日は仕事終わってから料理する気力がなくて。
(どうです? Fさん)
F:うーん、同じメニューばかりやと、どうしても食品が偏ってくるからねえ。68点!
M:もっと褒めてもらえるかと思ってました…。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は看護師のAさん(女性)の夕食です。
F:Aさんって、ご出身はどちらなんですか?
A:鹿児島の徳之島です。
(徳之島ってどんなとこです?)
A: 人口3万人くらいの小さな島なんですけど、泉重千代さんの出身地なんですよ。あとは闘牛と黒糖焼酎ですかねえ。
F:食べ物とかは?
A:あ、もう豚の顔とか耳とか足とか、普通に食べてました。
(豚の耳…ミミガーってやつですよね。どうやって食べるんですか?)
A:耳は軽くゆがいて、そのまま酢味噌で食べたら肴になりますよ。
(なんか豪快ですねえ)
A:実家の目の前が海なもんで、小さい頃は父が素もぐりでイセエビとか獲りまくってましたからね。家の冷蔵庫には、いつもイセエビがずらーっと。
F:うわー、羨ましい(笑)。
A:でも私、イセエビは食べ過ぎたせいか、好きじゃないんですけど。
(なんでも食べ過ぎると嫌になるんでしょうかねえ)
F:行事のときには何か作ったりしはりました?
A:お祝いのときはドーナツでしたね。沖縄ではサーターアンダーギーって呼ばれますけど、私たちはドーナツって言ってました。それを作ったり、あとヨモギ餅をよく作りましたね。
F:ヨモギ餅ってどんな?
A:島のヨモギ餅は真っ黒なんですよ。黒糖とヨモギに餅粉を入れてからバナナの皮で蒸すんですけど、真っ黒でドロドロで美味しいんです。
(へえー食べてみたいなァ。怖いもの食べたさというか。笑)
F:ちなみに、ご自身でも料理はしはるんですか?
A:はい、結構しますよ。…実は18歳から20歳まで調理師学校に通ってたんですよ。
(わあ、プロじゃあないですか!)
A:いや、そんな大したもじゃなくて。当時彼氏がいたんで、花嫁修業くらいの感じで行ってたんです。
F:花嫁修業でそこまでしはるなんて感心ですやん!
A:学校通ってる途中に彼氏とは別れちゃったんですけど(笑)。
(ではそろそろ昨夜の料理をご紹介いただけますか?)
A:はい、おからのドライカレーと、エノキと海苔の味噌汁です。

(おからのドライカレーってどうやって作るんですか?)
A:まず豚ミンチを炒めて、そこにニンジンの千切りとおからを入れて、水を加えてさらに炒めて、いりこ出汁と砂糖しょうゆ、カレー粉で味を整えて。最後に溶き卵を合えて固めて、ご飯にかければ出来上がりです。
F:おから好きなんですね。
A:ダイエットのためにおから料理とかおからクッキーとか作りはじめたんですけど、作ってみたら美味しくて止まらなくなって、作り置きしたぶんまで全部食べちゃうくらいのハマりようで(笑)。
(ダイエットのことなど忘れるくらい美味しいんですね。笑。ではFさん、今日のメニューはどうです?)
F:そうやね、おからで食物繊維も豊富やし、味噌汁で野菜も摂ってはるし、今回も100点近いんとちゃいますか。ただ、おからは油も吸いやすいので、そのあたりは注意ですけど。
(今回も高得点ですねー)
F:いやー、上手にアレンジして手作りしてはるし。
A:ありがとうございます!
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は看護補助者のIさん(主婦)の夕食です。
(前回のTさんから、料理がお上手とうかがっております)
I:そんなことないです!そんなこと記事に書かないでくださいね!
(それはさておき。Iさんの人となりについて伺ってみたいんですが…。ええっと、オフの日などはどんな風にお過ごしですか?)
I:土曜日の夜11時からは大切な「私の時間」、ビデオの時間です。
(ビデオって、映画とかですか?)
I:あ、は、はい…。
F:噂によると韓国モノですか?
I:…そうです。
F:テレビドラマですか?それともレンタルビデオで映画を?
I:テレビもやってたら見ますし、ビデオも借りてきて見ますし。
F:私も韓国ドラマ、間違えて録ってしまったことありますわ(笑)。
I:もう何でも観てます。でも韓国ドラマってストーリーはだいたい一緒で、貧乏と金持ちと病気の3点セットが基本なんですけどね。で、そこに邪魔者が入るとか。
F:それでも見続けてはるんですね。もうすぐ制覇ですか?
I:それがねぇ…どんどん新作が出てくるから、どこかで切らないとキリがないんですよ。だからレンタルビデオも、一週間に2本とかって決めとかないと、どんどん流されて観ちゃうからアカンなあって。
(でも、ずっと供給され続けるんだったら生涯の趣味になりますね)
I:生涯の趣味にするのはちょっと寂しいかも…(笑)。
(韓国の魅力って何ですか?)
I:やっぱりエネルギーですねえ。韓国の人って感情表現が豊かですよね。そういう姿って、子どもたちに見せたいなと思うんです。自分をはっきり表現することも大切なんだってことを教えたくって。もちろん、引くべきときに引くことも大切やけど、自分を出すことも大切なんだって。
(韓国談義になると止まりませんねえ。笑。ではそろそろ、お料理のほうご紹介いただけますか?)
I:あー、お恥ずかしい。あの…残り物でもいいって言われたんで、ほんまにアカンのです。
(残り物を上手に使って作れるって、腕が確かな証拠ですよー)
I:おまけに、いつもより一品少ないし……。
(そんなに焦らさず、そろそろ見せてください!)
I:はい、これなんですけど…。

F:手作りコロッケですか!
I:コロッケと付け合せ、それと高野豆腐とレンコン、にんじんの炊いたんです。これはワカメのお味噌汁。
(よく見たらキムチもありますね。やはり韓国がお好きだから?)
I:いえ、キムチは苦手なんで厳重にラップしてます。余ってたから食卓に出しただけです。
F:コロッケのレシピは?
I:ジャガイモとたらことベーコンとたまねぎのコロッケです。
(意外な取り合わせですね)
I:いつも、そのとき余ってるものをコロッケの具にするんです。丸めてしまったら分かりませんから。
F:食べたご家族の反応はどうでした?サプライズはありました?
I:いえ、ただ「あー」って。
(いつもびっくりコロッケだから、あー今日もまたサプライズかァ、てな感じなんじゃあないですか?逆に普通のコロッケ作ったら、うわわっ!って驚かれたりして)
I:それはどうでしょうかね。
F:付け合せのお野菜は?
I:大根とキュウリ、もやし、レタスとブロッコリー、トマトといったところですね。
(今回は栄養的にどうですか?)
F:素晴らしいです。根菜も入ってるし、野菜の種類も豊富やし、大豆製品もあるし。100点!
I:ええー、なんかアドバイスしてくださいよ。
F:うーん…。強いて言えばですけど、いつもこれだけ作るの大変そうやし、作り置きの常備菜を上手に利用しはってもいいかなと。
(あ、南蛮漬けとか、作り置きしたほうが美味しいですもんね)
F:それで時間をつくって、ますます韓国ドラマを見ていただくと。
I:ハイ、分かりました!(笑)
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は看護補助者のTさん(20代女性)の夕食です。
(Tさんって、いつからウチにお勤めしてはるんですか?)
T:去年の4月からです。大学出て新卒で入りました。
F:大学で看護補助者の勉強?
T:いえ、その…ほんとは作業療法士として採用されたんですけど、試験に落ちてしまって、看護補助者として入ることになったんです。
(マズいこと訊いちゃいました?)
T:いいですよ。皆さん知ってることですし(笑)。
F:学生時代はどちらに?
T:広島です。広島市内です。
(クラブとかしてました?)
T:釣り部だったんですけど、釣りはほとんどやってなくて、実際には飲み部みたいな感じでした。
(なるほど、恋人釣り部みたいなもんですか。笑)
F:バイトは何かしてはったん?
T:ヤフーBBのモデムを配るバイトしてました。時給結構よくて、千円出てたんですよ。
(当時よく街中で配ってましたよねえ。あれって、さばけました?)
T:いやー、全然さばけないですよ。半年間やってたんですけど、私が渡せたのは2つだけですね。
(半年でたったの2個!笑)
T:電話回線のチェックとかあって、持って帰ってもらうまでに1時間くらいかかるから面倒なんです。それに、2人って言いましたけど、そのうち1人は友人に頼んで契約してもらったものですし。
(持つべきものは友、ですね)
T:契約取ったら時給上がるんですよ。で、友人にはすぐに解約してもらって。
F:学生時代から一人暮らし?
T:はい、そうです。
(自炊はしてました?)
T:割としてましたね。安い材料で煮物とか炒め物とか。じゃがいも、にんじん、たまねぎは基本で、あとピーマンとかモヤシとか使って。
(どんな料理です?)
T:中華のクックドゥをよく使ってました。チンジャオロースとかホイコーローとか
F:クックドゥって1人暮らしやと多くない?確か4人前やんね。
T:そう、一袋4人前でした。ぜんぶ一人で食べてましたね。
(豪快ですな!)
T:我が家では「温かいものは温かいうちに食べること」っていう家訓があったんで……。
(家訓なら仕方ないですね。じゃあそろそろ、昨夜の晩ご飯をお願いできますでしょうか)
T:はい、これなんですけど。

F:へー、美味しそう!
T:酢レバー定食です。
F:どうやって作るん?
T:鶏レバーに片栗粉まぶして炒めてから、しょう油、ソース、塩コショウ、酢で味つけします。それをボイルしたモヤシにかけて出来上がり!です。
(こっちの、もう一皿は何ですか?)
T:広島つけ麺です。おみやげに買って帰ったものなんですけど、余った茹でたモヤシと白菜を載せてます。あと小皿はキムチ。京都の海雲亭で買ったやつです。
F: 海雲亭の焼肉美味しいよね。
T:ランチも美味しいですよ。ここでキムチ食べて、おいしいなァと思って買ってきたんです。
F:それにしても、この夕食、かなり量多いよね?
T:さすがに多くて、酢レバーのほうは半分、次の日に分けました。
(栄養的にはどうですか?)
F:野菜とか頑張って摂ってるのはいいと思うけど、レバーは摂り過ぎに注意かな。動物性の脂溶性ビタミンが多いし、摂り過ぎると体に蓄積してしまうからね。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は精神科医師のO先生(男性)の夕食です。
(いやー、どうもO先生。このインタビューにドクター初登場です)
F:今、お一人暮らしですか?
O:一人暮らしして10年になります。大学時代からずっとです。
F:学生時代はどちらに?
O:金沢大学です。出身は四国の徳島で、高校は徳島県立ですけど。
(へー、金沢大のご出身なんですか)
O:はい。で、大学卒業後、第二岡本病院で二年間研修して、それからここで精神科開始、です。
(ちなみに、どうして精神科を選ばれたんですか?)
O:なんとなく、です。インスピレーションというか。
(なんとなく、ですか!?)
O:だって、こういうのって何を言っても後付けでしょう? 医学生時代は何科に進むかなんて考えてませんでしたから。
(そうかー。でも、「俺はゼッタイ脳外科医になるんだっ!」みたいな人もいたんじゃないですか?)
O:そういう人は、燃え尽る前兆か、あるいは親が開業医かのどっちかですよ(笑)。
(そういうもんなんですね)
O:まァ自分の場合、あえていえば精神的自己満足が一番大事で、それされあればイッツ・オーライ!
っていう思いがあって、その仕事がしたかったっていうのが精神科を選んだ後付けの理由かな。
(で、実際に精神科医になられてみてどうでした?)
O:うーん、大事なのはやっぱり体格だ、と。こう思ったんで、週に2回はジムに通ってるんです。某男性看護師さんの立派な体格を思い出しながら、夕食済ませてから毎週ジム通いです。
(どうして体格も大切と?)
O:精神科には、良い体格と健康な勢いが大切かなと。仕事終わって引きこもってるより、ジムで運動したほうが健康な流れになります。
F:スポーツはずっとしてはったんですか?
O: 高校のときから弓道やってました。集中力トレーニングになりましたね。
(今でも役立ってることはありますか?)
O:今でも的を思い出すと集中力がよみがえります。診察中も、的を見つめる気持ちを大切にして、集中力を保ってます。
(ではそろそろ、食事のご紹介お願いできますか)
O:ええ、写真撮ってきましたよ。

F:お洒落なサンドウィッチ!
O:この写真、奇跡の一枚なんです。一番やる気のあった朝の朝食。
(たしかに朝食としては豪華ですけど、奇跡の一枚…ですか。笑)
O:そうなんです。これは一年で一番やる気のあった朝に作ったサンドウィッチなんです。
(具は何が入ってるんですか?)
O:トーストにバター塗って、レタス敷いて、マヨネーズ塗って、生ハムとチーズを載せてます。これをポンと挟んで食べるだけです。
F:ちなみに、やる気のない朝はどうなるんですか?
O:そりゃもう、カロリーメイトとかコンビニおにぎりとかですね。
F:それでも、ちゃんと朝ごはんは食べはるんですね。それが偉い。
(朝食たべないと、長い診察とか持たないんじゃないですか?)
O:そうですね、やっぱり朝はちゃんと食べますね。でも、ここの医局に初めて入ったとき、朝食たべてなさそうな先生が多いなあ…って。
(なるほど。どういう意味なのかは追究しませんが…。笑)
F:O先生って、当直も多いんですよね?
O:ええ、月に4回です。当直のときって、入院してる患者さんの一般食と同じものが出るんですけど、どんなメニューが来るかでテンションが変わりますね。
F:ウチの病院の食事、どうですかねえ…?
O:他の病院と比べても、上々だと思いますよ。
F:ありがとうございます!
O:でも、たまに失敗?
みたいな日もありますよね。うーむ、これはどうなんだろうみたいな(笑)。個人的には揚げものとか、コッテリ重い系が好きです。
(ところで先生、自炊とかはしておられました?)
O:いやー、当時から「餃子の王将」通いでした。王将で肉とかチャーハンとか食べて、それからジム行くっていうのがスタイルですね。
F:ジムと王将はワンセットなんですか?
O:はい、パブロフの犬にみたいに一連のコースになってます。
F:どんなメニューを食べはるんですか?
O:餃子と唐揚げとチャーハンとか。それから二時間ジムに行きますから。
(ちょっと野菜が少ないのでは…)
O:いや、ニラレバ炒めとかも食べますし、餃子にもニラやキャベツがたっぷり入ってますよ。
F:餃子って野菜多いかなァ。
O:肉代をケチるために、きっと野菜がたくさん入ってますよ。
(アハハ、なるほど。そうかも)
F:ジムの日以外の夕食は?
O:週に2回は讃岐うどん屋ですね。四国の出身ですから、ロシア人がウオッカ飲むのと同じで、讃岐うどんがやめられないんです。
F:決めて行ってはる店とかあるんですか?
O:槇島のほうに美味しい讃岐うどん屋さんがあるんですよ。四国出身なんで地元の店もいろいろ行きましたけど、それでも槇島の店は太鼓判です。暖かい釜あげうどんが好きですね。
(でも夕食がうどんだけだと、ちょっと物足りないのでは?)
O:いや、1玉半入った大きいサイズのうどんに、野菜のかきあげとエビ天をつけるんです。
F:いまの話を聞いてると、野菜不足の危機感がないというか、自分が好きなもの食べたら満足っていう感じがしますねえ。
(確かに、あまり栄養バランスとか気にしてらっしゃらないかも。笑)
F:王将にも罪悪感ではなく、満足感を感じてはるんじゃないですか?
O:王将は罪悪感ではなく、バランス感ですよ。レバニラで野菜、唐揚げでたんぱく質、チャーハンで炭水化物。カンペキです。
(…Fさん、どうですか?)
F:うーん、ちゃんと朝食たべてはるのはいい習慣やけど…。お医者さんやし、忙しいから外食が多くなるのも分かるんやけど…。やっぱり危機感がゼロっていうのがマイナスですよね。それに先生やし、今回は40点!
(うわ、厳しい!)
O:60点を目指してがんばりますわ。…すいませんが、そろそろ失礼させてもらってもいいですか?
(え、ええ、もちろんです。何かご用事ですか?)
O:今日、これから友だちと焼肉食べに行く約束してるんですよ。
F:あー、先生、だったらビビンバ食べてくださいねー。
O:はい、そうします!
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は相談支援課のHさん(女性)の夕食です。
(Hさん、ご出身はどちら?)
H:静岡県です。
F:名物料理とかってあるん?
H:イルカ料理ですかねえ。
F:へー、いつも食べてたん?
H:給食で出たりしてました。でもあんまり美味しくなかったです。
(動物愛護団体とかウルサそう…)
H:とくに何も聞かないですけどねえ。よく分からないですけど。
(今でも売ってるんですか?)
H:普通にスーパーで「イルカ」って売ってますよ。
(イルカとクジラって大きさが違うだけで、どちらもクジラ類なんですよー。なのに無関心とは、反捕鯨団体もイイカゲンなもんだ)
F:でも美味しくないんでしょ。
H:好きな人も中にはいるんじゃないですかねえ?
F:ほんとに美味しかったら、もっと大々的に、静岡はイルカ!って宣伝してるはずやもんね。
(確かに。イルカ食べ放題ツアーとか、あまり聞きませんからねえ)
F:で、静岡から京都に来たのは学生時代?
H:はい、大学で京都に来て、今年で6年目になります。
(学生時代は何かしてました?)
H:ずっと合唱部してました。
(合唱って何人でやるんですか?)
H:最小で4人から、最大は決まってないです。他の団体だと百人以上とかもありますし。
(合唱するのはどんな曲?)
F:やっぱり由紀さおりとか?
H:歌わないです…。
(じゃあ矢沢永吉とか?)
H: 歌わないです!
(すみません。どんな曲を?)
H:歌うのはルネッサンス期の曲が多いですね。ラテン語の曲とかも多いので、図書館で意味を調べたり。
F:ちなみにアルバイトは?
H:学生時代は蕎麦屋さんのお運びをしてました。
F:何かいいことありました?
H:やっぱり美味しいお蕎麦が食べられることかな。
(ヤバいことはなかったですか?)
H:うーん、ないですねえ。
(ほら、店長に恐喝されたりとか、詐欺に遭ったりとか)
H:ないです!
(そうですか。じゃあバイトの話題はこのあたりにして…)
F:一人暮らし生活のご苦労は?
H:楽しいことばっかりでしたよ。
(またまたご冗談を。布団を腐らせたとか、ありますでしょ?)
H:そんなのないですよ!
(え、ないんですか?それは珍しいですよ)
F:布団腐らせたこと…あるん?
(そりゃありますよ!)
F:普通ないと思うけど…。
(まァそれはさておき、Hさん、自炊のほうはどうです?)
H:意外としてますよ。はい。
F:よく作るメニューは?
H:麻婆豆腐よく作ってましたね。でも豆板醤はキライだから入れないんですけど。
(それって、味噌抜きの味噌汁みたいなもんじゃないですか…)
H:パンチのきいたものは苦手なんです。
(ではそろそろ、夕食を紹介してくださいますか?)

H:奥のやつは、ほうれん草とベーコンを炒めたのに、卵と牛乳を混ぜたのをかけて、オーブンで焼きました。味付けはバターと塩コショウだけです。
F:それ以外のは?
H:あと、ブリの塩焼きと味噌汁。具はワカメと豆腐。超定番ですね。
F:毎日こんな感じ?
H:基本的に味噌汁とごはんと、おかず2〜3品です。
F:そうかー。100点満点付けられるかもね。
(ええっ、満点!?)
F:食材の種類がもっと多かったらさらにいいけど。
そうかー。満点とか取られると他人事ながら悔しいなァ。じゃあHさん、自分の悪いと思うクセとかあります?)
H:え?悪いクセですか…。うーん、何の予定もない休日は、一日ずっと眠ってしまえることですかね。
(一日ずっとはスゴい)
H:いちおう目は覚めるんですけど、まあいいかってもう一度寝て、また目が覚めて、また寝て〜の繰り返しですけど。
F:若いし、そんだけよう寝はるんとちがう?
(若いから…。一日中ずっと寝るって、それ赤ちゃんですやん!)
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は相談支援課のKさん(25歳・男性)の夕食です。
(前回のIさんの紹介ですよね。たしかフットサルのつながりで?)
K:そうです。といっても学生の頃に遊びでやってたくらいで、大学では文化祭実行委員をやってました。文化祭のとき、模擬店に許可出したり、全体を運営したり。
(またどうしてそんなのを?)
K:入ったら出店のものとか食べまくれると思ってたんですけど…実際には食べれなかった(笑)。
F:模擬店って何が人気でした?
K:タコヤキとかカラアゲとかですね。アイスとかは気候に左右されるんで、寒いと大失敗しはります。
F:出したらダメなものは?
K:おから投げとか、食べ物を粗末にするものはダメにしてましたね。鬱憤晴らしのために、一本100円とかで、おからをスタッフに投げつけるんですよ。
(ちなみにバイト経験とかは?)
K:飲食店が中心で5〜6軒、あとはコンビニとか荷物運びとか。
F:荷物運びって大変そう…。
K:いや、これが一番楽でしたね。D女子大学の女子寮に届く荷物を運ぶっていう、年に一度の短期バイトだったんですけど。
(じょ、女子寮っすか!?)
K:ええ、そうです。でも荷物っていっても、届くのはせいぜい一日5個くらいですし、それだけで一日1万円以上もらえましたから、おいしいバイトでしたね。
(そうかァ、女子寮……)
K:やっぱり女子寮だけあって、「お前みたいな、どこの馬の骨か分からん男がウロウロしてたら寮生に危険が及ぶから、荷物が届くまでは待ち合い部屋から出るな」ってキツく言われてましたけど(笑)。
F:そんなバイト、どこで見つけてくるの?
K:友達のオカンのコネです。僕の前にバイトしてたのがラグビーやってたガタイののいい人だったらしいんですけど、寮母さんが彼に恋してしまって、でもその恋は実らずじまいで。それで傷ついた寮母さんが「次からは痩せた人にして!」っていうことで、僕のとこに話が回ってきたらしいです。
(わー、哀しい話やなあ)
F:飲食店のバイトのほうは?
K:オムライス屋が一番長かったですね。あとはラーメン屋、焼肉、イタメシ、居酒屋とか。
F:オムライス作ってたん?
K:はい。チェーン店ですけど、ずっと厨房で働いてました。基本的にバイトの子が全部作ってましたね。
(オムライスって作るの結構むずかしいでしょう?)
K:そうですねえ…ちゃんと練習させてもらえたのって最初の2〜3回だけで、あとはいきなり本番。で、作ったのを社員がチェックして、ダメだったら「うわ、キモッ!」とか言って、そのまま捨てられる(笑)。
(ひどい社員だなあ)
F:どれくらい作った頃から安定してきたん?
K:うーん、100個くらい作った頃からですよね。一人前になったら、オムライス一個を1分30秒以内に作らないといけないんですよ。
F:材料の卵ってどうしてたん?
K:卵は10キロ単位で割られて、袋に入れて送られてくるんです。で、それを器に入れて、大きい泡立て器で黄身つぶして漉すんです。一日に70キロくらいは使ってましたね。
F:でも、そうやってずっとキッチンに入ってたら、自炊にも抵抗ないんとちがう?
K:そうですね。オムライス以外は(笑)。
(自炊ではどんな料理を?)
K:実は以前から、「炒めもの」に対する憧れがあったんですよ。一人暮らしと言えば、やっぱり炒めものでしょう?ほんと長年の憧れだったんです。
(アハハ、いいなあ。憧れが炒めもの)
F:炒めものってどんなん?
K:野菜と豚肉が基本ですね。モヤシとか。味付けは塩コショウのみ!いろいろ試しましたけど結局、塩コショウがうまいです。塩とコショウが一緒になってるやつ。タップリ、舌がヒリヒリするくらいかけて。
F:塩分摂りすぎそう…。
(でも野菜炒めは安くあがるからいいですよね。…そういやKさん、先日ものすごくお金がなくて、自炊もできなくなったんですよね)
K:はい、持ち金150円になっちゃって。なんにも買えなくなりました(笑)。
F:いったい何に使うん!?
K:不必要なモノ買うのが好きなんです。おまけに、新品を開封したときのニオイが好きなもんで、必ず新品買うから高いんですよ。
(僕も新車の匂いとか大好きですけど、それ以外でもあります?)
K:もう何でもありますよ。シャツとかでも、新品を買ったらしばらく嗅いでますもん。いいにおいが消えるまでは絶対洗わないし、古い服とは絶対一緒にしない。
(洗濯しないんですか…)
K:ええ、ニオイしだいですね。ずっと着続けて、自分のニオイのほうが強くなったら洗う。
(Kさんの話面白いんですけど、このままだと誌面が尽きてしまいそうなんで、夕飯のご紹介お願いします!)
K:チキン南蛮丼定食です。

(何が入ってるんですか?)
K:丼は、チキン南蛮(冷凍)と、目玉焼きが2つ、キャベツ、ニンジン、ご飯です。マヨネーズかけて。
F:副菜は?
K:味噌汁の具が豆腐とおあげ、にんじんと、じゃがいも、ねぎ。それと冷奴です。
(栄養的にはどうです?)
F:ちょっと高たんぱくかな。チキンに豆腐、卵2個やからねえ。
K:低たんぱくがいいんですか?
F:少なすぎてもよくないけど、これで一日分くらいは摂ってるからね。それに高たんぱくってことは、高脂肪にもなりがちやし。
(点数は何点くらいでしょう?)
K:85点くらいっすか?
(誘導したらダメですよ!笑)
F:普段、魚も食べてる?
K:はい、安売りしてる日に、週に一回くらいは食べてます。
F:じゃあ、そのあたりの心意気も買って、88点!
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は臨床心理士の Iさん(25歳・男性)の夕食です。
(
Iさんって、出身は静岡県ですよね?)
I:ええ、そうです。
F:郷土料理とかってあるん?
I:うーん、郷土料理ねえ…。
F:ほら、おでんがあるやん!
I:あー、おでん、おでん。駄菓子屋で売ってるんですよ。中学の帰りとかによく買ってました。
(へえー、駄菓子屋でおでんかァ)
I:店の真ん中にコンビニみたいな感じで温めてあって、ぜんぶ串に刺さってて。で、タレにつけて食べる。
F:どんなタレにつけんの?
I:ええと、たしかアイボリー色のタレでしたね。それに出汁粉と青海苔ふりかけて食べるんです。
F:アイボリー色のタレ…。
(なんだか素直に不味そうですね)
I:でもホントですよ。みんな、それ付けて食べてましたもん。
F:私の知ってる静岡おでんと違う気がするけど…。
(ま、いろいろあるんでしょう。ところで
Iさん、学生時代はバイトとかしてました?)
I:そうですね、家庭教師と、あとは高校の門衛の警備を少々。
(高校の門衛?)
I:ええ、とにかく学校の建物の中にいたらよくて。マンガ読み放題、パソコン持ち込み放題でした。自分のコトしててお金が入るのはよかったんですけど、その代わり、何年やっても何のスキルも全く身につかなかったです(笑)。
F:学校にいるだけの門衛って、いったい何するん?
I:定時制高校だったんで、ヤンチャな生徒が多くって。無人にしてセコムとか入れると、しょっちゅうセコムが駆けつけるハメになって大変なんですよ。だったらバイト雇って入れとこう、みたいな。
(無人になったらヤンチャな子たちが大変なんやねえ)
F:そんな学校やったら、恐い目に遭うこともありそう。
I:生徒同士の闘争とかはあるんですけど、こういうとき警察を呼んじゃいけなくて。まず教頭先生に電話しなくちゃならないんです。そしたら体育系の先生がすっ飛んできて、場をおさめるというか揉み消すというか。
(警察呼んだらアカンのや)
I:そういや一度、刃物をもったオジサンが学校に入ってきた事件があったんですけど、そのときも僕ら門衛は何も気付いてなくて、あとから先生にいろいろ訊かれて困ったことがありました。
(うーむ、なんとイイカゲンな…。ま、それはそれとして、本題の昨日の夕食をお願いします)
I:はい、さわらの一人鍋です。さわらの切り身と野菜と豆腐と。あと、ぶりのお刺身とご飯です。

(鍋とお刺身って、ちょっと妙な取り合わせですねえ…)
I:そんなことないですよ。鍋に刺身は基本です。ちょっとだけお湯にくぐらせて、ぶりしゃぶみたいにしても美味しいですし。
F:あー、それも美味しいよね。ちょっと贅沢な感じでいいよね。
I:ぶりの刺身も500円の半額のブロックのさらに半分ですし。
(あ、シイタケも入ってる!)
I:一個だけですけどね。これ全部、カット済みの野菜でパック売りされてるんです。白菜、ねぎ、春菊、シイタケ、えのき茸だったかな。
F:なあんや。カット済みの野菜か。
(カット済みの野菜って、値段も高いし、消毒薬とかも心配やけどなァ)
I:普通の野菜だと量が多すぎて、使い切れないんですよ。
(そこを工夫するのがコツです!)
I:野菜の賞味期限ってよく分かんないんです。じゃがいもとかだと、買って3日くらいで「早く使わなくちゃ!」って心配になってきますよね?
でも、そういうときに魚を食べたいなってなると、魚とじゃがいもをどう組み合わせていいか分からないから困る。
F:じゃがいもって、もうちょっと日持ちするでしょ??
(うんうん、冷蔵庫に入れといたら数ヶ月くらい大丈夫ですよ!)
I:ええーっ、数ヶ月! そんなの腐ったり芽が出たりしませんか?
(外に出してると芽が生えたりするけど、冷蔵庫に入れてたら大丈夫。それに常温でも、3日4日でダメになるなんてことはあり得ません!)
F:うん、大丈夫やと思う…。
(そのわりに
Iさん、刺身を翌日に持ち越して食べて、お腹こわしたことありましたよね?)
I:あー、いや、あれはですね…。
(そのへんの感覚のアンバランスさがあなたの今後の課題やね。笑)
F:今回のお刺身も、あと半分はどうしたんやろうって思ってたんやけど、次の日に置いとくわけ!?
I:いや、まあ…。
F:私やったら、翌日食べるときは必ず火ィ通すなあ。
(そうですよねえ。ではまァ、気を取り直して、今回の食事の採点といきますか)
F:そうやねえ。うん、全体にかなりアッサリしてるよね。
I:ホントですか? ポン酢って味とか濃いと思うんですけど。
F:そういうことじゃなくて、ほら、脂分が少ないというか。
I:ぶりの刺身って、けっこう脂っこいですよ。
F:そういう発想がすでに年寄りくさい…(笑)。
(栄養的にはどうですかね?)
F:いや、結構いいんとちがう?最近、魚嫌いの人が増えてるけど、ちゃんと魚も食べてはるし。ちなみに週に何回くらい魚食べてはるん?
I:平日は…3日4日くらいですかね。魚って高いんで、スーパーまかせというか、安くなってるのを買う感じですけど。
F:それやったら90点あげれるかな。日常でも魚を好んで選んでるし、カット野菜とかも上手に利用してはるし。
(わあ、これまでの最高得点じゃないですか。なんか悔しいなあ)
I:自信が持てました!
※後日談ですが
Iさん、買ってきた刺身を初日は天ぷらにして、翌日生のまま食べてお腹をこわしたそうです。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は医療事務室のSさん(女性)の夕食です。
(あの…今おいくつなんですか?)
S:22歳です。新卒です。
F:へえー、若い!私とあんまり変わらへんくらい若いよね(笑)。
S:このまえ髪を三つ編みにしてたら、看護師さんから声をかけられたんですよー。「女子高生みたいやねえ」って。でもそれって、いつの女子高生やねん!って感じですよね。
(いや、今の女子高生ってだいたい三つ編みですよ。知らないですけど)
F:でも、地域によっては、三つ編みの子もいるんとちゃうかなあ。
(ちなみに、ご出身は?)
S:愛知県の名古屋の近くです。
F:えびふりゃー(笑)。
S:えびふりゃー、なんて言ったら怒られますよ。そんなの、おばあちゃんでも言いませんもん(笑)。
(バイトとかはしてました?)
S:飲食店ばっかりです。でも、京都にきたら「モーニング」がないので、なんだーって思いましたねえ。
F:モーニングって?
S:喫茶店でドリンク頼んだらモーニングが付いてくるんです。パンと焼きそばとゆで卵とデザートのフルーツのバイキングとか。
(ドリンクがメインで、おまけでパンと焼そばとゆで卵とフルーツが付いてくるんですね。すごい!)
S:あと、ビッグパフェもありましたね。何キロ入りとかで、チョコレートパフェが大ジョッキより大きいのに入ってるようなやつ。
(あー、10分以内に食べたらタダになります、みたいな?)
S:違いますよー。そういう大食いチャレンジとかじゃなくて、みんなで注文して食べるんです!
F:うんうん、ビッグパフェはあるよね。京都にもあるよ。
S:あと私、塩せんべいのカスが好きなんですよ。
(あ、せんべいの袋の底にたまってる粉ですよね?ぼくも大好きです)
S:いえ、あの、粉じゃなくて…。塩せんべいを作るときに出る、今まで捨ててた端の部分を、「天使の羽」って商品名で売ってるんです。ふわふわしてて美味しいんですよ。
(それは失礼しました。でも天使の、それも羽を食べちゃいますか…)
F:ちなみに普段はどんなもの食べてるん?
S:常備してるのは、しめじとキャベツとタマネギ。タマネギはなんでも使えて便利ですし。キャベツとかタマネギとかを和風だしの素で炊く、とかが多いです。
(ではそろそろ、昨夜の夕食を見せていただけますか?)

S:これです。オムライスと、パンプキンサラダ&千切りキャベツ、あとミルクティー。
(材料のほうは?)
S:オムライスは、タマネギのみじん切りとニンジンのみじん切りと、あと鶏肉があったんで入れて、あと余ってた魚肉ソーセージも入れて炒めて。そこに冷凍ご飯をチンしたやつを中に入れてケチャップライスにして、そこに半熟卵をのせてます。
F:パンプキンサラダは?
S:パンプキンは、かぼちゃと、タマネギの薄切りを水にさらしたのと、魚肉ソーセージをまぜたものをマヨネーズとごまで和えたものです。
(栄養的にはどうなんでしょう?)
F:うん、主食と野菜がちゃんと取れてるし、残り物の魚肉ソーセージを上手に使ってるのもいいし、ごま入れてるのもいいね。ビタミンEで老化防止にもなるし。
(今回は何点くらいでしょう?)
F:うーん、全体としてはいいと思うけど、ちょっと量が少ないかな。ある程度食べないと便秘にもなるし。あと、パンプキンサラダの割合がちょっと多いから、マヨネーズの使いすぎには要注意!ってとこかな。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・Fさんとともに、「食に」ついて考察します。
今回は看護師のKさん(女性)の夕食です。
(Kさんって、いつからウチで働いておられるんですか?)
K:前回の石田さんと同期で2年目です。新卒なんで、働くのはここが初めてです。
F:ちなみにご出身はどちら?
K:醍醐です。高校までずっと。
F:すぐそこやん!
K:はい、「なんで職員寮に入ってんねん」って言われそうですけど。
(醍醐といえば、どんな郷土料理があるんですかねえ?)
K:郷土料理はないですけど(笑)、「醍醐味」って言葉、醍醐寺からきてるんですよ。
F:醍醐って、チーズみたいなやつやんね?
K:…だったと思います。
(せっかくだからネットで調べてみましょう。ええっと…あ、ホントだ。醍醐寺に涌いていた水が醍醐のように美味しかったから、醍醐味って言うようになって、それが転じて「深い味わい」「本当のおもしろさ」の意味になったんですね)
F:学生時代は自炊してはったん?
K:看護実習のときとか、けっこうみんな弁当持ってきてたんで、私もがんばって作ってました。翌日の弁当のために前日の夕食を考えてた、みたいな感じですね(笑)。だから、シチューとかカレーとか全然作れなかったです。
(観客がいるから頑張れたのかもしれませんね。)
F:お弁当は今も作ってるん?
K:一応作ってます。でも、ちょっと手抜きして、おかずが二品のときとか、休み時間に詰所で食べてたら、隣でカップラーメン食べてる先輩から「それって彩り悪くない?」とか言われたり。
(アハハ。カップラーメン食べてる人に、彩り悪いとか言われたくない)
F:学生時代、部活とかは?
K:弓道部でした。
F:へー、すごいね。三十三間堂で射ったりしたん?
K:それはないですけど…。三十三間堂は弓道二段以上持ってたら、成人式のときに出る資格あるんですよ。
(素人が射って、大事な壁とかに刺さったら大変ですもんね)
F:そら大変やわ(笑)。
(じゃあ、そろそろ昨日の晩御飯、紹介してくださいますか?)
K:はい、これなんですけど…。なんか恥ずかしいなあ。

(解説をお願いします)
K:ひき肉とキャベツの炊いたのと、豆腐と、ゴールデンキウイです。
Fごはんは普通の白米?なんか違うっぽいけど。
K:ええと、これ、たしか「オシガハイムギ」とかっていうのを入れてます。
F:オシガハイムギ?…あ、もしかして「ハイガオシムギ」(胚芽押し麦)のこと?
K:あー、それです、それ!
F:アハハ、やっぱり(笑)。
(松平健が「ケツダイラ・マン」になる式のやつですね)
F:ま、主食にこういうのを混ぜるのはいいことやね。毎日食べれて、ビタミンB1、B2も入ってるし。
(おかずは、どんな材料で?)
K:まず豚ミンチを炒めて、お酒入れて、キャベツもさっと炒めて、そこに水を入れて、味醂と醤油で味付けして完成!です。
(ダシは使わないんですね。僕だったら鶏がらスープの素とか入れたいとこですが)
K:豚ミンチから味が出ますし、あとは塩気があれば十分ですよ。私、塩辛いのが好きなんです。醤油も薄口使ってますし。
F:ええーっ!これって薄口醤油使ってたんや。写真見て上品な味つけっぽいと思ってたけど、薄口醤油でこれやったら塩分摂りすぎなんとちゃうかなあ…。
K:薄口のほうが好きなんで…。
(今回の夕食、全体としては何点くらいですかね?)
F:うーん、70点。
(へえ、結構きびしいですね)
F:毎回言ってる気もするけど、もう少し野菜の種類が多かったらいいかな。今回も結局キャベツだけやからねえ。あと、塩分の摂りすぎには要注意。でも、煮物は野菜たくさんとれるからいいと思うし、生のフルーツとか野菜は身体から塩分を排出する働きがあるし、塩分多めの人にはとくにいいと思う。
(…とのことですけど、どうですかKさん。感想などあれば)
K:これからは野菜とか塩分とか、ちょっと気をつけてみます!
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・F
さんとともに、「食に」ついて考察します。今
回は理学療法士のIさん(女性)の夕食です。
(Iさんって一人暮らしは長いんですか?)
I:一人暮らしして5年目です。短大のとき3年間下宿してて、ここに就職してから2年目になります。
F:出身はこっちじゃないん?
I:出身は東京なんですよ。で、短大のときに大阪に出てきて。
F:東京から大阪に来てショックとかなかった?
I:やっぱり言葉が分かんないのとかありましたよね。たとえば「さら」とか。いきなり「それってさらやんな」とか言われても、えっ?さらってなに!?みたいな。
(「さら」って「おニュー」って意味ですよね)
F:おニューって…最近あんまり聞かへん言葉やんね。いやまァ、そういう意味なんやけど。
(ちなみにバイトの経験とかは?)
I:学生時代、本屋さんでバイトしてました。
(本屋さんですか。バイトしてて、なんかいいことありました?)
I:店のマンガとか雑誌とか借りれました。一泊二日で、折り目とかつけないっていう約束で。
F:いいねえ。でもマンガって、ビニールで封してあるやん。
I:封は本屋さんで付けるんで、売る前のやつを借りるんですよ。で、書棚に並べるときに防犯タグ入れて、機械でビニールに包んで。
(で、理学療法士になろうと思われたきっかけは?)
I:
えーっと。理由は…何かあったんですけど忘れました。人の役に立ちたいとか、そういう感じのが何かあったはずなんですけど。
(ずいぶん豪快な忘れっぷりですね。まあいいや。笑。ではそろそろ自炊生活について伺いたいんですが…)
F:学生時代から自炊はしてはったん?
I:一年生の頃はまだ時間があったんでやってました。きんぴらとか肉じゃがとか。でも肉じゃがは、夏場に冷蔵庫に入れ忘れたまま放置して、ものすごい変な味になったことがあります。ジャガイモとかドローって糸引くくらいネバってて。
(また腐らせた話だ……。そういう企画じゃないんですけどねえ。笑)
F:ちなみに、その肉じゃがって食べはったん?
I:はい、すごい不味かったですけど全部食べました。でも全然大丈夫でしたよ。私、お腹強いんです!
(就職してからの食生活は?)
I:就職した当時は……帰宅したらすぐに寝て、そのまま朝まで寝ることが多くて。そういう日は、夕食は食べなかったですね。
F:ええっ?
(あの…、いつも日勤ですよね?)
I:はい、だいたい夕方6時くらいには帰るんですけど、疲れてて眠いからそのまま寝てしまって、気がついたら朝、みたいな。
F:すごいねえー。いつも夜は食べずに寝てるん?
I:食べずに朝まで寝るのは、今は週に1回か2回くらいかな。それ以外は、なんか買ってくるか作るかしてます。でも、帰宅してテレビとか見てて夜になると、夜遅くから食べるのは嫌だから、そういう日は野菜ジュースだけで済ませたり。
F:うーん、ほんま変則的やねえ。ところで間食はしないん?
I:リハ室のスタッフルームにお菓子が置いてあるんで、帰り際になんか食べて帰ってます。アーモンドチョコとか。せんべいの日もあるんですけど、そういうのを3つ4つ。
F:だから家に帰ってもお腹すかへんのとちゃうん?
I:それもあるかもしれないけど…なんとなく食べてしまうんです。習慣で。
(自分で作るときは?)
I:炒め物が多いです。簡単なんで。
(そうそう、今回の一品を紹介してくださいよ)

I:えと、ゴーヤチャンプルです。ゴーヤ1本、ニンジン半分、タマネギ1個、豆腐1丁、卵2個、豚肉はよく分からないけど1パック。で、これを炒めて大皿に盛って、食べたいだけ食べて、残りは冷蔵庫に入れて翌日食べる。あ、ご飯は五穀米です。
(
結構しっかり作ってはりますね)
I:野菜が好きなんですよ。野菜炒めでも、まず野菜から集中的に食べますから。翌日は肉ばっかりになってウンザリしますけどね。
(ではFさん、栄養アドバイスをお願いします)
F:うーん、毎日が変則的やからコメントしにくいけど…。まず、おやつを食べて晩ご飯を食べないのはよくないね。でも、気ままにっていうか、本能の赴くままに食べてはるっていう感じがする。それで野菜が好きでよく食べるっていうのはいいと思うし、五穀米も微量栄養素が入っててバランスとれてると思う。
I:ありがとうございます。でも本能かぁ…。ちょっと複雑な心境。
F:ただ、炒め物ばかりやと油が多くなりがちやし…。あ、でも食事の回数自体が少ないから多くはならないか。うーん、このへんがコメントし難い(笑)。ま、あとは酢の物とかおひたしとか、そういう副菜がもう一品ほしいところやね。
I:ただ私、洗い物が大っ嫌いで。一週間くらい放置するから、お皿はなるべく使いたくないんですよ。
F:えーっ!一週間も放置してたら、コバエとか涌いてくるんちゃう?
I:あ、小さいハエみたいなの多いです。そっか、あれって洗い物のせいだったのか。
(洗い物嫌いだったら、ワンプレートにいろいろ載せたらいいですよ)
F:まあ今回は、本能を信じることも大切やけど、本能に注意することも大切ってところかな。食べたいものをおいしく食べつつ、偏りすぎないよう気をつけるって風に。
(でも結局、こういう人のほうが長生きしそうですよね)
F:…っていうと?
(ぼくなんか結構、ビタミンとか食物繊維とか気にして自炊してるんですけど、Iさんみたいな人のほうが長生きしそうで、猛烈に納得がいかない。笑)
F:確かにそうかも(笑)。ストレスなく楽しんで食べるのはとても大切なことやからね。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・F
さんとともに、「食に」ついて考察します。今
回は精神保険福祉士・Iさん(女性)の夕食です。
(Iさん、一人暮らししてらっしゃるんですよね?)
I:この病院に就職して2年目で、入ったときから寮暮らししてます。
(就職される前は?)
I:大学4年間、下宿してました。
F:ずっと自炊してはったん?
I:それが…学生時代はずっと寿司屋と焼鳥屋でバイトしてて、そこで出してくれはる食事でだいたい済んでたんです。それ以外の日は飲みに行く、みたいな感じでしたから…。
(バイト先の裏話みたいなのがあったら、是非お聞きしたいなあ)
I:そうですねえ…そう、焼鳥屋って同じチェーン店でも味が全然違うんですよ。たとえば大吉とかでも、店長の方針によって、一本一本手で串を刺す店もあれば、最初から工場で刺してある冷凍モノを仕入れる店もあるし。チェーンだから価格設定は同じなんですけど、肉の量とかずいぶん違ってますよ。
F:へー、そうなんや。チェーンでもそんなに違うんやね。
(今度から僕も気をつけてチェックしてみますわ)
F:ちなみに今は自炊してる?
I:当初はがんばって作ってたんですけど、やっぱり面倒で。…実は私、炊飯器2台ダメにしてるんです。
F:それまたどうして?
I:2回ともご飯腐らせて…。
(詳しく聞かせてください!)
I:ええっと、1回目は学生時代です。何食分か冷凍するつもりで、まとめて5合くらい炊いたまではいいんですけど。、そんなことはすっかり忘れたまま夏休みに入って、一ヶ月くらい実家に帰省していて。
(どうなってました??)
I:意外とニオイはなかったんですけど、蓋を開けたら一面がモワモワーッ、フサフサーッて白い綿みたいになってて、ところどころが黒と緑になってて。
(すごい……。で、どうしたんですか?)
I:
ワーッてなって、とりあえず友達呼んで「ちょっと来て!」って。それで、どうしたらいいのか相談したんですけど、どうしようもなくて結局そのまま丸ごと捨てました。
(二回目はどうやったんですか?)
I:二回目は就職してからなんですけど、がんばってお米たくさん炊いたはいいけど、仕事もしんどいし、今日もまた冷凍する気力が出なかった…っていうのが何日か続いたら、今度は腐ってるのが怖くて開けられなくなってきて。2〜3週間経ったとき、意を決して開けてみたら一回目と同じようなことになってました。「明日しよう」ってなるとヤバいですね。明日は絶対やらない。
(アハハ。いやー、いいお話を聞かせてもらいました。じゃあそろそろ、肝心の夕食をうかがいましょうか)
I:これなんですけど。納豆トーストと、野菜のスープです。こういうのポトフっていうんでしたっけ?

F:うん、ポトフっぽいね。飲み物はなに?
I:緑茶です。毎回緑茶は入れてるんです。以前、中学から高校にかけて茶道を習ってたこともあって。
(へえー、茶道とはまた上品ですねえ。炊飯器は腐らせるけど。笑)
F:納豆トーストって、どうやって作らはんの?
I:まずパンにバターめっちゃ塗るんですよ。そこにタレ入れて混ぜた納豆を載せてトースターで焼くだけです。納豆がすごい好きなんで、けっこう毎日食べてます。
(ポトフはの作り方は?)
I:冷蔵庫に余ってる野菜をマギーブイヨンで煮るだけです。多めに作って次の日も食べたり。
F:野菜は腐らせたりしない?
I:腐るっていうか…どんどん芽が出ますよね。ニンジンも切ったところから新しい若葉がワッサワッサ出てます。
F:お酒とかは飲まはらへんの?
I:あ、写真には写してませんけど、毎日ビール2〜3本飲んでます。ビールっていうか発泡酒? 最近は金麦が好きですけど。
F:なーんや! そういうのもちゃんと写さなアカンやん!(笑)
(金麦は発泡酒ではなくて発泡性のリキュールですよね)
I:発泡酒って何種類もあるんですか?
(だいたい三種類あって、一番上等なのが「発泡酒」、その次が「リキュール」で、一番安いのが「その他の雑種」。最後のは風味が乏しいです)
F:よく知ってるね。ビール博士!
(ビールのことはよく知らないので……言うんだったら発泡酒博士ですよ)
F:アハハ、発泡酒博士っていいね。
(じゃあ、このあたりでそろそろ栄養アドバイスをお願いします)
F:うーん、調理とか好きじゃなさそうな割にはポトフとか作ってはっていいと思うし、栄養バランスもそこそこ取れてると思うけど…。ビールの量が多いのは気になるね。
(一日2〜3本って多いですかねえ)
F:この料理と組み合わせて考えると、やっぱり多いと思う。
(確かにビールって「飲むパン」みたいなもんですからねえ)
I:飲むパン……。
F:お肌とかも気になるやろうし、野菜か果物がもう一品ほしいところやね。あと、女性はカルシウムも蓄えないといけないし、牛乳があればもっといいかな。
I:私、牛乳嫌いなんですよー。
F:乳製品は?
I:ヨーグルトは好きですけど。
F:じゃあ、夕食でなくてもいいから乳製品を一品加えるとか。
(ビールのおつまみにチーズかじるとかもいいんじゃないですかねえ)
F:それもいいと思う。それと理想を言えば、毎日が納豆トーストとポトフ、みたいな同じようなメニューになりやすそうやから、なるべくいろんな食材をとって、単調にならないようにしましょう。ハイ。
(飲むのも発泡酒ばかり3本じゃなくて、1本はチューハイにするとか、たまにはテキーラにするとか)
I:分かりました。たまにはテキーラでも、ですね!
F:だから、ちがうって!!(笑)。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・F
さんとともに、「食に」ついて考察します。今
回は看護師・Nさん(男性)の夕食です。
(今回はよろしくお願いします。Nさん、現在お一人暮らしで?)
N:そうです。18歳の頃からなんで、一人暮らし始めてもう16年くらいになりますね。
(そうですかー。かなり年季が入ってますねえ。一人暮らしのプロ!)
F:自炊も結構しはるん?
N:だって、コンビニ弁当とかって飽きるでしょ?
F:やっぱり食べることは好きなんですか?
N:いやまァ、この体型を維持するのは大変ですから(笑)。実は僕、これでも二十歳くらいから体型変わってないんすよ。
F:へえー、そうだったんや。
(ではこのあたりで、昨日の夕食を見せていただけますか?)
N:これなんですけど。左の大皿が、ナメコとアスパラ、タケノコ、ベーコン、いり卵のチャンプルです。

(へえー、ナメコを炒めるって発想がなかったです)
N:いり卵だけ別に作っといて、フライパンにタケノコの水煮とアスパラそのまま入れて、ちょっとお焦げがついたくらいでベーコン加えて、最後にナメコ入れて、だし醤油とみりんと七味で味付けて完成です。卵は2個いきますね。
F:いろいろ入ってて美味しそう。
(隣の小鉢は何ですのん?)
N:上の小皿は、豚肉のしょうが焼きです。醤油と酒とみりんと生姜で漬け焼きしてます。
(炒め物ダブルっすか!)
N:炒め物って楽なんですよ。サッと火を通せばすぐ作れますから。
(もうひとつの小鉢は?)
N:これはコンニャク煮ですね。コンニャクを手でちぎって、だし醤油とタカノツメとかつお節で軽く5分くらい炊いて。
(ローカロリーで身体にもよさそう)
N:コンニャクは砂おろしにいいって、親がよく言うてましたんで。
F:砂おろしとか健康にも気をつかってはりますやん。
N:いやー、気は使ってないですよ。結局は味が好きなだけですし。
(あの…砂おろしって何ですか?)
N:いや、僕もよく聞かされてたけどよく知らなくて。
F:私もよう知らんけど…。なんか悪いもんを出す、みたいな感じ?
(ネットで調べてみますわ。ええっと…はい、載ってました。コンニャクの食物繊維が、体内の老廃物や有害金属なんかを排出してくれる、みたいなことですね)
F:ところで、これっておかずだけ食べるんですか? ご飯は??
N:これにご飯が1合つきます(笑)。
F:ひとりで1合かあー。やっぱり全体に多いなあ。
(栄養学的には今回のメニューはどうですか?)
F:うーん、やっぱり量が多いし、体重減らそうとかは…失礼やけどないんですか?
N:ないです!どちらかというと維持する方向で考えてますから。なにしろ、子どもの頃からこの体型でしたからねえ。洋服とか、小学校の頃からオーダーメイドでしたもん(笑)。
F:今はまだ若いからいいかもしれんけど…。やっぱり動物性たんぱくが多いし、植物性たんぱくに置き換えたほうがいいですよ。
N:そういうの、全然やる気ないですからっ!(笑)
(どう生きるかは個人の自由ですからねえ)
F:私もそうは思うけど、立場上やっぱり言わんとアカンので…。でもとりあえず、食事はよく噛みながらゆっくり食べることと、植物性たんぱくを摂ること。これだけでも心がけてもらえたら嬉しいな。
N:植物性たんぱくですか…。
F:豆腐とか納豆とか。
N:とりあえず納豆は食べ物として認めてないですけど、豆腐はがんばって料理考えてみますわ。
F:うんうん。Nさん、もともと料理の品数も豊富やし、旬の食材を上手に使うセンスも持ってはるし、きっと美味しくてヘルシーな料理作れますよ!
N:ダイエットとかはやる気まったくないですけど、試してみますわ。
F:それは是非! …あ、でも、豆腐といっても一丁全部使ったらダメですよ。半丁くらいにしといてくださいね。
N:ハイ…(苦笑)。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・F
さんとともに、「食に」ついて考察します。今
回は看護師・Mさん(男性)の夕食です。
(ではさっそくですが昨日の夕食を見せてください)
M:手作りハンバーグです。彼女と一緒に作ったんですけど、ハンバーグこねたのは僕やし、、空気抜きしたのも僕やし。焼いたのだけが彼女で、だから焦げてるんです(笑)。
(ハンバーグ以外のメニューは?)
M:ハンバーグと目玉焼き、コーンスープ、レタスとトマトとツナのサラダです。サラダにはマヨネーズぶちまけてます。
(ハンバーグ手作りされるのはいいですね。イシイのハンバーグとかじゃなくて)
M:実は昔、びっくりドンキーでバイトしてたんですよ。
(なるほど、それでハンバーグを!)
M:いや、ホールスタッフやったんですけどね。それにドンキーのハンバーグって、全てチルドで届きますから、あとは機械で加熱するだけ。店員は全然こねてないです。ま、150gと150gをくっつけて300gにしたりはしてましたけど。
F:そうかー、ドンキーは店でこねてないんや。ショック(笑)。
M:でも「かつくら」でバイトしてたときは、肉おろしたりタマネギ切ったりしてましたよ。メンチカツのメニューがあるんで、ハンバーグもこねてました。
F:そういうのって正社員さんっていうか、職人さんがやるんやと思ってましたけど…バイトさんでもやってるんですか?
M:揚げるのとか、切り場(揚げたカツに包丁を入れる)とかもバイトでやってましたよ。切り場って、切ってる姿が客からよく見えるから花形なんですよ。ちょっとカッコよくて憧れだったっていうか。
(へえー、看護師さんになるまでに色んな経験をなさってたんですね)
M:もう10代の頃の話ですけどねえ。僕、最初は大学の保健学科の放射線技師コースに入ったんですよ。でも、これは自分のやりたいことじゃないって思って中退して、フリーターになってパチンコ屋とかトンカツ屋とか医療事務とかして。それで医療事務やり始めたあたりから、やっぱり医療の道に進みたいなって思って。で、看護助手として働いていた病院の婦長さんからすすめられたのもあって、看護師になろうと思ったんです。
(ハンバーグと看護師はどこかでつながってるんでしょうね)
M:それはよく分かりませんけど、今でもハンバーグ作ろうとかって思うのは、ドンキーでバイトしていた影響もあるでしょうね。
(なるほど、やはり何事も経験ですね。…ホントはもっとお聞きしたいとこなんですけど、このままだとMさんのバイト列伝になっちゃいそうなんで、話題を戻して。ええっと、ハンバーグの作り方について伺ってもいいですか?)
M:そうですね、まず牛と豚の合挽きミンチと卵を入れて、生パン粉入れて、あと炒めたタマネギを入れて、塩コショウして、こねる。
F:おー、男の人なのにちゃんとしたレシピご存知なんですねー。
M:そりゃもう、インターネットで調べながら作りましたから(笑)。
(やっぱり困ったときはインターネットですよねー。って、せっかくのバイト経験がちっと生かされてませんやん!)
M:いやー月日が経ってますもん。忘れますよ。
F:で、調理のほうは?
M:こねた種を空気抜きして、フライパンに載せて中火で焼きました。炒めたのは彼女なんですけど、時間を計るわけでもなく炒めてるうちに焦げてました。
(ちなみにハンバーグのソースは?)
M:ウスターソースとケチャップを合わせたやつですね。基本です。
F:それを肉汁たっぷりのフライパンでジュッと炒めたら、もっと美味しくなるのにー。
M:あー、そういう発想はなかったですね。
(うーん、ウスターソース&ケチャップって僕は苦手だなあ。なんかオカンの味っていうか、レストランのハンバーグのほうが美味しい!ってずっと思ってましたもん)
M:それがドンキーとかでバイトしてると、店の味に飽きてくるんですよ。バイトしてると3割引きの値段になるんで、よく食ってたんですけどね。だから逆に、自分で作るときはこういう素朴な味のほうがよかったりするんですよ。
(そういうものなんですねえ。ではではFさん、今回のメニューの栄養診断は?)
F:この写真だけ見るとボリューム少ないけど…これで夕食、足りるんですか?
M:あ、僕はこのハンバーグ3個くらい食べてます。
(やっぱりなァ。これじゃ少ないと思ってたんだ)
F:それはちょっと食べすぎな気もするけど、主食と副菜はちゃんとあるし優秀ですよ。たんぱく質も十分あるし。ただ、比較すると野菜がちょっと少ないかな。
M:あ、サラダはこれで彼女と兼用です。すいません。
F:それはイカンなあ(笑)。これで二人分は少ないね。レタスも少ないし。緑黄色が少ない。
M:あと僕、実はトマトが嫌いで、トマトは一つも食べてないんですよ。
F:……。
(どんどん露呈する悪行の数々!)
F:そりゃあ野菜足りひんわ!もしかして野菜嫌い?
M:嫌いですね。ピーマンとかニンジンとか、子どもが嫌がりそうな野菜はだいたい嫌いです。
(少年の心を失っておられないんですね。でも、こういう人ってどうしたらいいんでしょう?)
F:優等生を目指すなら、温野菜のカボチャとかブロッコリーとかを付け合せにするとか。
M:ブロッコリーはマヨネーズつけたら食べれます!
(野菜が嫌いなら無理せず、果物で代用するのは?)
F:うーん、それは糖分の取りすぎになるからなあ…。それやったら、色の濃いマンゴーとかブルーベリーとかにするのがいいかな。
(今回の場合、どんな栄養素が足りないんでしょう?)
F:とくに、ビタミンCとビタミンA。だから、あと一品、ほうれん草のおひたしを添えるとかしたほうがいいやろね。
(では、今回の夕食の点数は?)
F:70点くらいかな。
(プラスポイントは?)
F:主食(ごはん)、主菜、副菜が揃ってること。あと彼女さんと一緒に作っているのも、食欲が増していいと思うし。「手づくり」ハンバーグっていうのもいいよね。買ってきたやつと違って、添加物とか入ってへんし。
(マイナスポイントは?)
F:なんと言っても「野菜食べてない感」満点やし。今回の組合せだと高脂肪、高たんぱくになりそうなのも減点かな。やっぱりトマトを食べてないっちゅうのが痛いね。
M:どうもすみません…。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・F氏とともに、「食に」ついて考察します。今
回は検査室・Aさん(男性)の夕食です。
(ではさっそくですが、昨日の夕食を紹介してください)
A:これなんですけど…。ラーメンとチャーハンです。

F:ラーメンも自分で作ったん?
A:いえ、インスタントの「うまかっちゃん」です。それに野菜とかを加えただけで。あ、辛いものが好きなんで、豆板醤入れました。
F:ラーメンに入ってる野菜は?
A:キャベツとにんじんとモヤシです。
F:チャーハンの具は?
A:豚肉とにんじんを刻んで入れました。あと刻みネギと。
F:ラーメンのときはいつも野菜とか足してはるん?
A:足してますね。ほうれん草とかを冷凍しておいて入れるようにしてます。
F:気をつけて野菜とってるんですねー。
A:野菜が数種類入いってるパックがアルプラに売ってて、それを二日に分けて入れてるんですよ。
(でもパック野菜って高そうですね)
A:アルプラは夜7時になると半額になるんです!これが魅力で。
(じゃあいつも半額で?)
A:それが…7時に買おうと思ったら、いったん帰宅してしばらく休憩しないといけないんで。おなかが空くのが我慢できなくて、つい定価で買っちゃうんですけどね。(笑)
(確かに、おなか空いてるのに半額を待つってツラそうだなあ)
A:おまけに、目当てのモノが売り切れてたらショックですし。
(ところで、モヤシって安くて栄養ありそうですけど、実際のとこ、どうなんですか?)
A:あ、それ僕も期待してます。
《…と、ここでおもむろに書籍を取りにいくF氏》
(どうでした?)
F:うんうん、本によると…モヤシはまず、豆にほとんど含まれないタミンCが豊富で、あとカリウムとビタミンB1、B2もわりと多い。
(やっぱり結構栄養あるんですね)
A:栄養、入っててよかったです。
(じゃあそろそろ、栄養面の評価をお願いします)
F:野菜を意識的に取り入れているところは素晴らしいね。カット野菜を上手に使ってるのはいいけど、キャベツ半玉とか買って使えると、もっと安くなるかもですね。
(全体的なバランスはどうです?)
F:悪くないと思うけど、欲を言えば、小鉢に野菜をもう一つほしいかな。たとえば、ほうれん草とか小松菜でもいいし。あと、主食がダブルで塩分の摂りすぎになりやすいから、スープは飲まないほうがいいやろうね。
(気になる点数のほうは?)
F:カット野菜とか使ってがんばってる姿勢を考慮すると、70点くらいかなァ。意識して野菜を摂ろうとしてるし。ただ、緑黄色野菜が、ネギとにんじん少々しかないのがちょっとマイナスかな。
(え?キャベツは緑黄色じゃないんですか?)
F:キャベツは淡色野菜です。
(そうか、知りませんでした…)
F:あとAさん、 食べるとき、飲み物って何飲んではります?
A:ええと、だいたいスポーツ飲料ですね。アクエリアスが好きなんで。
F:それは糖分の取りすぎになるわ。
(食事のときって、お茶じゃないんですか?)
A:めんどくさくて、いつもペットボトル買ってしまうんで…。お茶買うと損した気がするんですよね。
(確かに分かる気もするけど、自分で沸かせば安くあがりますやん)
A:それがどうしても面倒で…。
F:スポーツ飲料はちょっと要注意やね。今はまだ若いからいいけど、これがずっと続くと心配。
A:そうですか……。
(Aさんっておいくつなんですか)
A:23歳です。一人暮らしもこの職場が初めてですし。
F:えー、若いっ!歳を考えたら今回の料理もだいぶ頑張ってるよ!
(では最後にAさん、今日のインタビューのご感想を!)
A:アクエリアスばかり飲んでたらダメっていうのがショックでした…。
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当院スタッフの食卓を拝見しながら、栄養士・
F氏とともに、「食に」ついて考察します。今はOT室・
Yさん(女性)の夕食です。
(今回は夕食を紹介してくださるということで)
Y:これですけど…。ええっと、食べたのは私なんですけど、作ったのは私じゃないんで…。同じ寮に住んでるIさん(OT室・女性)と鍋をしたときのやつなんです。

(これ何ですか?)
Y:モツ鍋…っていうんですか。
F:寮生活って一人での食事になりがちですけど、こうやって友達と食べてはるって、いいですよね。同じ料理でも大勢で食べると美味しく感じられるもんやし。
(ええーっ。大勢で食べるのっていいですか? ぼくは嫌いだなァ)
Y:確かにメンバーによりますよね。
(食欲失せるのはどんなメンバーのときです?)
Y:そ、そんなこと言えないですよー。苦手な人ってことでしょ?
(食欲も失せるほど想い焦がれてる片思いの人、とかでもいいですよ)
Y:ますます言えないですよ! うーん、しいて言えば、お父さんと二人っきりで食べるときかな。向こうも気まずいみたいで、私が食卓に着いた途端、「先にお風呂入ったらどうや?」とか言ってきますし。
(心温まる話ですねえ)
F:同じ料理でも、どういう人と食べるかによって摂取される栄養量が違ってくる、ってことは実際にあると思う。楽しく食べると消化もよくなるし、緊張しながら食べると食欲もすすまないやろうし。
(楽しいときは副交感神経優位になって、消化運動とかが促進されますもんね)
Y:あと、誰かと一緒に食べると料金が割勘やから、品数が増やせるし。がんばるから料理も豪華になる気がします。
F:でも今回はモツ鍋だけですよね。一品増えへんかったん?
Y:実は…食後のデザートにフランスパンを食べました。ブルーベリージャム載せたやつと、明太子マヨネーズ載せたやつと。
(そうですかー。では今回のメニューについて栄養的アドバイスを)
F:そうやねえ。まず材料を確認しよっか。
Y:たぶん、ニラとキャベツ、そしてモツ。味つけは味噌っぽい感じです。
F:なにより野菜が多いのがいいね。ただ、量を食べると塩分の採りすぎになりやすいから、味が濃くなるのは要注意かも。
(モツはどうなんでしょう?)
F:牛の胃とか腸とかやんね? 確かコラーゲンとか多いから…。ちょっと待ってね。(と言いながらパソコンに向かい、モツに関する情報をインターネット検索し始める
F氏)
(インターネットで検索ってFさん、ちょっとモッサくないですか)
F:気にしない気にしない。えーと、モツはコラーゲンが豊富なんやけど、コラーゲンだけ摂取してもダメで、一緒にアミノ酸とかビタミンとかミネラルとか摂らんと体内で働かないんですよ。その点モツ鍋は、これらの栄養素をニラとかキャベツからたっぷり摂れるからバランスがよくて、コラーゲンでお肌もピチピチ!
(さすが栄養士さん。笑)
F:ただし、モツはプリン体も多いみたいやから、痛風の気がある人は要注意かも。
(ちなみに、デザートのパンは栄養的にどうなんですか)
F:ヘルシーやと思うよ。
(ええーっ。これって、どう見てもアカンのとちゃいます?)
F:だって、若い女の子ってケーキとか食べてしまうもんやけど、パンのほうが糖分とか油脂が少ないぶん低カロリーに抑えられるし。パンに明太子マヨネーズっていうのも意外な出会いでいいですよね。
(では、そろそろ総合評価をお願いします。今回のメニューは何点?)
F:98点!内訳は、野菜タップリなことと、炭水化物もちゃんとあること。そして何より、友達と一緒に楽しく食べたことです。
(マイナス2点は?)
F:生野菜がないから、ビタミンCとかが不足しがちなことかな。とくにビタミンCは熱に弱いですし。生の野菜か果物があったら、もっとよかったですね。
Y:なるほど、そうですよね。
(Yさん、インタビュー受けてみてどうでした?)
Y:思ったより点数が高かったので驚きました。でも、普段の食事はもっと適当やから、点数付けられるのが恐いなーって。
(最後に今後の抱負などあれば)
Y:ビタミン摂ります!
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当院スタッフの朝食を拝見しながら、管理栄養士のFさんとともに、我々の「食」について考察していく新企画です。今回も作業療法士のIさんにインタビューさせていただきました。
***
(ではIさん、本日の朝ごはんを見せてください)
I:今朝は、これ!
(な、なんですかコレは?この写真見て「朝食」だと思う人はほとんどいないと思いますが…。)

I:左側のが「豆腐のお好み焼き」で、右側のが「お肉の焼いたん」。
F:「朝からヘビーやねえ」
I:なんか今日は、朝から無性に肉が食べたくって。
F:これって朝から作らはったん?
I:冷凍で売ってるん。イズミヤで一枚280円やったかな。でも八枚買ったら二千円でさらにプラス一枚サービスされるし、結局九枚で買わざるを得ない。
(買わざるを得ないことはないと思いますが…)
F:ところで、なんでまたこの取り合わせなん?
I:この二つを同時に焼くことによって、肉汁がお好み焼きに移って美味しくなるんよ。
F:なるほどねえ。ちなみにこれ(写真右側)って何の肉?
I:これは豚肉。あと左側のお好み焼きの材料は…豆腐とネギ、玉ネギ、紅ショウガやったかな。
F:お好み焼きっていうか、豆腐ハンバーグって感じやね。微妙…。
I:えーっ、食べたくならへん?
F:うーん、どうやろ……。
(このメニューって、栄養的にはどうなんですか)?
F:いいとは思うけど……朝からちょっと高タンパクなのと、炭水化物がないのとが気になるなァ。あと、豆腐ハンバーグは既製品やし、何が入ってるか得体が知れへんよね。
I:あのォ、豆腐ハンバーグじゃなくて、豆腐お好み焼きなんですけど…。それはいいとして、これ、売り場のおっちゃんが「豆腐100%!」って言ってたよ」
(豆腐100%だったら、単に普通の豆腐じゃないですか)
I:うーん、そうやね。もしかしたら、つなぎには小麦粉とか使ってるんかもしれん。
(小麦粉が入ってたら、炭水化物がないっていう問題は解決しますね)
F:でもつなぎ程度じゃなァ…。お餅も一緒に焼くとか。
I:お餅って普通、家に置いてへんでしょ。それに買うと結構高いし。
F:安いときに買いだめしといたらいいですやん。保存食にもなるし、オススメですよ!
(Fさんはお餅、買いだめしておられるんですか?)
F:ウチはしてへんけど…。
(ところで炭水化物って、ダイエットの大敵じゃあないんですか?)
I:でも私、朝から炭水化物を摂らんと頭が働かへんねん。ボーッとしてしまう。
(そんなご経験あるんですか!?)
I:いや、ないけどね。多分そうなるやろなって(笑)。
F:炭水化物を摂らへんのは、Iさんが言わはるようにダメ。
I:変なジュースだけ飲むようなダイエットは邪道やと私も思う。
(ちなみにこれ、お味のほうは?)
I:紅しょうがほんのり効いて、まろやか風味。フランス人のように素材の味を楽しむ感じですね。
(フランス人…って、これ冷凍食品ですよね?)
I:フランスにも冷凍食品くらいあるわよ。我が家の朝はフランスの朝ですわよ!
(豆腐ハンバーグがフランスですか)
I:だから、豆腐ハンバーグじゃなくて豆腐お好み焼きっ!
F:まァまァ、冷凍食品を上手に使うのはいいことですよ。
(ちなみに今回の朝食は何点くらい付けられますか?)
F:60点くらいかなァ。朝に何か食べれば50点付くんやけどね。
(ではプラスの10点は?)
F:食材の豊かさかな。
(減点対象は?)
F:さっき言ったけど、炭水化物がない点とか。
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当院スタッフの朝食を拝見しながら、管理栄養士のFさんとともに、我々の「食」について考察していく新企画です。今回は作業療法士のIさんにインタビューさせていただきました。
***
(さっそくですが本日の朝ごはんを見せてください)
I:えーと、これやねんけど…。

F:へー、美味しそうやねぇ。
I:サンドイッチと、アロエヨーグルトと、タンポポ茶。
F:ふうーん。タンポポ茶って前から飲んではるの?
I: 今年の11月4日から!
(恐ろしい記憶力ですねえ。笑)
I:前から関心あったんやけど、千五百円とかするから、買うきっかけがつかめへんかったん。でもそのとき、なんばパークスでポイントキャンペーンやってて…〈以下しばらくポイント談義が続きますが、誌面の都合により割愛しました〉。
I:そうそう、タンポポ茶って濃くしたらタンポポコーヒーになるん。
F:へえー、知らんかった。
(Iさんのはどっちです?)
I: これはタンポポコーヒー風タンポポ茶。ちょうど中間やね。
(タンポポ茶は栄養学的には?)
F:ノンカフェインやし、鉄分も多いし、妊婦さんとかにもいいやろね。あとイヌリンが入ってるし、血糖値が上がるのを抑えてくれるんと違ったかなァ。
I:すごい!まるで本物の栄養士さんみたい!(笑)
(ところでタンポポ茶って、そもそも何なんですか?)
F:タンポポの根っこを煎じたもんやと思う。
I:そうそう。生まれは第二次大戦中のドイツで、カフェイン飲料が禁止されてたんやけど、どうしてもコーヒー飲みたい!って人たちが作ったっていう。
(ってことは西洋タンポポなんですね。和タンポポを駆逐していると悪名高い…)
F:ひどいこと言うなァ(笑)。
(いえいえ、悪魔のような憎き西洋タンポポを煎じて駆逐してくださってるんですから、Iさんは天使のような存在ですよ)
F:健康にもいいし、西洋タンポポもやっつけてくれてはるしで、一石二鳥ってわけやね。
(ではそろそろ、次の一品、ヨーグルトに移りたいと思うんですが)
I:ヨーグルトはねえ…とにかく安かったら買う。アロエヨーグルトやったら、二つで98円になってたら買う。500gのプレーンヨーグルトやったら138円のときだけ買う。食べたいものを買うではなく、安いものを買ってから考える主義なん。
(そう考えると、プレーンに比べてアロエヨーグルトって高いですね)
I:ホンマや…。いくら安いとはいえ高いわ!これ買った日、私なんかあったんかもしれん。
F:スーパーの店員さんもビックリしてはったやろね。いつもプレーンヨーグルトのお客さんが、今日はアロエ入り買ってはる!って。
(結婚記念日か何かだと思われてたかもしれないですね。ちなみに朝食にアロエヨーグルトというのは、栄養学的にはどうですか?)
F:まァ乳製品やし、アロエも食物繊維やし、いいと思いますよ。
(では次は、メインのサンドイッチについてお願いします)
F:これって、小さく切ってんのは早く食べれるし?
I:っていうか、見た目。盛り付けがきれいかなあって思って。
(またまたご冗談を)
F:いやいや、朝から見た目にも配慮して盛り付けるなんて素晴らしい。
I:あっ、しもた!食器、もうちょっとええのにしたらよかった!いつもこんなゴージャスなやつ使ってるんや!って驚かれるようなやつにしたらよかったわー。
(普段はローマ王朝時代のお皿を使ってらっしゃるのに、今日に限って違ったんですね。で、サンドイッチは栄養学的にはどうなんでしょう?)
F:色彩豊な食事は、いろんな食材が使われてて、バランスもよくなるやんね。卵も野菜も入ってるし。
(では最後に、本日のIさんの朝食に点数をつけると?)
F:うーん、95点くらいかなァ。
I:わーい、やったー。
F:見た目もバランスもいいし。あと5点分は、果物がないことかな。
(今日はお忙しいところ、ありがとうございました)
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【質問】
ジャガイモの青い芽の部分には、腹痛を引き起こす毒があるとよく聞きます。それ以外にも、ナツメグを数個分食べると意識混濁状態に陥るだとか、お焦げやピーナッツの芽には発ガン物質が含まれるとか、マンゴーやパパイヤを食べ過ぎるとよくないとか、みょうがを食べ過ぎると物を忘れるとか、アルミ鍋を使っていると認知症になりやすいとか……。そういえばスイセンの球根には猛毒があるそうですが、子どもの頃、よく球根を掘り出してママゴト遊びをしていたのを思い出してゾッとしました。
身近な「毒」について、実際はどうなのか(ウソホント)、注意点など教えください。。
【回答】
身近な「毒」の事は読んでいてもゾッとします。
ジャガイモは、芽の部分や表皮の青い部分には有毒成分であるアルカロイド(ソラニンなど)が多く含まれ、腹痛やおう吐を引き起こします。市販のじゃがいもでは約2キロ以上で中毒量に相当するので日常摂取量ではまず中毒を起こすことはありません。光の当たらない風通しのよい場所で保存し、芽の部分は取り除き、苦味やエグ味がある場合は食べないようにしましょう。子供は少ない量で中毒になる可能性があるので皮をむいて食べるようにしましょう。
ナツメグは、肉料理の臭みを消したりするのに用いられますが、大量に摂ると幻覚症状や肝機能障害をひきおこします。料理に使用するときはほんの少量で効果があり、通常で過剰に摂取することはないでしょう。
焦げは、特に肉や魚の焦げた部分に発がん性の高い物質ができること知られています。
ピーナッツは、保存状態が悪いとカビが発生しやすく発がん性の高い毒素を産生します。カビが生えないように管理し、変色、異臭のするものは食べないように。
マンゴーは、ウルシ様のかぶれがみられたり、未熟なパパイヤにはたんぱく質分解酵素が多く含まれるので、食べ過ぎによって胃がもたれたりすることがあるようです。
茗荷(みょうが)は、その名前の由来に物忘れが関係していますが、その成分は反対に頭をシャキっとさせてくれる物質が含まれます。
思いもよらない身近な植物に毒が含まれていることがありますので、それらの扱いには注意が必要です。現在スーパーなどの食品売り場ではさまざまな加工品が売られ、食材の原形を留めるものが少なくなってきています(カット済み野菜、魚の切り身、調理済み惣菜など…)。安全な食生活を送っていくためにも、食品の原形や味を知ったり忘れたりしないようにしなければならないのでは?
なお、アルミ製の鍋は認知症になりやすいといわていますが、食べ物や水から摂取する量と比べると鍋から流出する量はほんのわずかだそうです。長時間調理や食べ物を入れっぱなしにしないようにするとより安全でしょう。反対に鉄鍋は、不足しやすい栄養素である鉄分を摂取しやすい鍋として利用できます。
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【質問】
いろんなサプリメントが店頭に並んでいるのを目にすると、三食だけでは何か足りない栄養素があるんじゃないかと不安になってきます。
でも、摂り過ぎると逆によくない成分があるとか、サプリメントが習慣化すると普通の食事から栄養を吸収する力が衰えるとかと聞くと、これはこれで不安になってきます。
サプリメントの上手な使い方についてご教授いただければ幸いです。
【回答】
最近はさまざまなサプリメントが売られているのをドラッグストアのみならずコンビニや雑誌の広告等でも見かけます。
やはり三度の食事から栄養素を摂ることが理想ではないでしょうか?
コマのイラスト「食事バランスガイド」も店頭などで見かけるようになってきました。そのコマが傾かないよう日ごろの食事バランスに注意し、あくまでも食事の補助として利用するようにしたいものです。
サプリメントは安易に摂取することができますが、使用上気を付ける点がいくつかあります。
ビタミンをみてみると、水溶性ビタミンは必要量以外は尿で排泄されるので毎日補給が必要。脂溶性ビタミンは過剰に摂取すると体にたまりやすく身体に悪影響を及ぼします。
ミネラル類での過剰摂取は食塩によるナトリウム以外は通常の食事ではほとんどなく、摂取不足が目立つのは鉄とカルシウムという報告があります。ミネラルは適した摂取量の幅が狭く、1つのミネラルを過剰に摂ることによりミネラル間のバランスが壊れて身体に様々な不調がでてくるので、摂取量に気をつける必要があります。
体内での消費にも目を向けてみてみましょう。
喫煙やストレスなどでビタミンC、糖質の代謝にはビタミンB1が使われます。それらが有効に体内で使われるよう、生活習慣を見直すのも大切なのでは? (喫煙しない。上手くストレス解消法をみつける。甘いものを摂り過ぎない。夜更かししない等…)
今の生活を続けるためにサプリに頼りたい! という意見も聞こえてきそうですが。さまざまな情報が氾濫している昨今、私達は正確な情報を見極めることが大切です。
サプリメントと同様に「特定保健用食品」(トクホ)も最近よく見かけます。国が食品の健康への効能を認めたものですが、これらも補助的に活用するのがよいと思います。食事は多様な季節の食材をさまざまな調理法で味わいたいものです。
「食べ方上手は、生き方上手」、これが当院栄養士の思です。
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【質問】
先日、生の「あん肝」を購入したら、長さ2cmほどの寄生虫が何匹も蠢いていました。現在の日本では寄生虫なんて遠い存在だと思っていたのですが、こんなに身近にいらっしゃったことに少々驚いています。
身近な寄生虫についての知識(生態や注意点、対処法など)をご教授いただければ幸いです。。
【回答】
最近食生活において、寄生虫という言葉を聞く機会が少なくなってきたように思われます。しかし、魚介類の内臓などを処理する際にちょっと気になる虫のようなものを目にすることは少なくありません(私はあまり凝視しないようにしていますが…)。
食品や飲料水の中にいる寄生虫は、人に感染して健康に害を及ぼすものから、ほとんど影響のないものまで多種多様。
健康に害を及ぼす寄生虫として14種ほどが挙げられています。
感染源としては、寄生虫のついた魚介類・肉類・内臓を食べた場合や、食品の外部に付着した寄生虫の卵を口にした場合があります。
有名なものの1つはアニサキスで、原則としてどんな海産魚にでも寄生しますが、西日本ではサバ、北海道ではスケトウダラに幼虫として存在することが多いようです。
幼虫が人体に入ると、胃壁や腸壁に侵入して腹痛が起こります。
アニサキスは「マイナス20℃で48時間以上の冷凍」で死にます。酢漬けでは意外と死なないので、生の鯖でしめ鯖を作るときには一度冷凍する方法もあります。
戦後しばらくの間、日本人の寄生虫の保有率は50%以上でしたが、平成初頭には1〜2%に減っていったといわれています。その理由は、衛生観念の進展と環境整備によって、土壌や糞便などからの感染が激減したことにあります。
以前は、魚や肉の流通が伴わず、その地方でしか食べられない物が多かったため、寄生虫の感染は風土病的な要素がありました。
しかし近年、流通の発達、輸入食品の増加、グルメブームによる食べ方の多様化(生食など)、有機栽培の増加といった要因が重なって、寄生虫感染は再び増加傾向にあるようです。海外旅行の際に寄生虫を持ち帰る方も多いのだとか。
寄生虫の感染予防のためには、次のことがあげられます(東京都食品安全情報より)。
1.生野菜等は、調理、喫食前に流水でよく洗いましょう。
2.魚介類、肉類は十分な冷凍又は加熱をしましょう。
3.イノシシ、クマ、は虫類等の生食はやめましょう。
4.魚を調理するときには、内臓に近い筋肉に寄生虫がいることが多いので、よく見て寄生虫がいれば加熱調理しましょう。
5.内臓の寄生虫が筋肉に移行することがあるので、鮮魚はなるべく早く内臓を取り除きましょう。
6.タラ、サバ類や川魚のように寄生虫の多い魚や内臓は生食を避けましょう。
7.特に川魚を調理する際、目に見えない寄生虫が手やまな板等の調理器具を介して感染することがあるので、必ずよく洗浄し、熱湯で消毒しましょう。
また、「よく噛んで食べる」(噛み殺す?)ということも効果的。これはダイエット効果や脳の活性化も期待できるオススメ法です。
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【質問】
以前に当院の栄養士さんから、「白ごはんを冷凍するときはアツアツのうちにラップして冷凍すると美味しいですよ」と教えていただいて実行してみたら、すこぶる美味しくて感謝したことがあります。
他にも肉や野菜など、さまざまな食材を冷凍保存(&解凍)する際のコツがありましたらご教示くださいませ。ちなみに以前、カレーを冷凍したら、ジャガイモがとても悲しいことになった経験があります。
【回答】
最近は、冷凍技術が発達してさまざまな冷凍食品が販売されています。家庭でもこれらの冷凍食品を保存したり、食べきれないものを保存したりと冷凍庫は暮らしに欠かせません。
冷凍には、向くものと向かないものがあり、また冷凍方法によって、食べたときにおいしいものと、美味しくないものとの違いも生じます。
一般に、冷凍に向かないものは、脂肪の多い肉や魚(脂肪が酸化する)、レタスやきゅうりなど水分の多い野菜や果物、豆腐など(水分が細胞組織を傷つける)。生卵、牛乳、マヨネーズ(変質や分離)です。また、調理済みのものは素材単品のものより冷凍保存に適しているようです。
上手な冷凍方法は、
1.急速冷凍できるよう「小さく」「薄く」
2.なるべく空気を抜いて
3.品名、日付を明記する
4.上手に解凍する などです。
「1」については、逆に食品をゆっくり凍らせると食品中の水分が氷の結晶となり、それが大きくなって細胞膜を破ってしまいます。その結果、上手に解凍しても、もとのように戻らずドリップ(水分)が流出して品質を損ないます。ドリップの流出は、冷凍や解凍方法が適切でなかった時におこります。
「2」については、食品は空気にふれることによって酸化が進みます。低温であれば酸化のスピードは落ちますが、ゼロになるわけではありません。ラップや冷凍用袋を使用する時には、ぴっちり包んだり空気が入らないようにすると、霜が付いたり風味が損なわれるのを防ぎます。また、庫内は意外と乾燥していますので、包み損ないがあるとそこから容赦なく乾燥してきます。
「3」については、食品を冷凍するとカチカチの塊になり、中身が何だったか、いつ冷凍したか分からなくなってしまうのを防ぎます(記憶力に自信のある方は必要ないかもしれませんが…)。また冷凍食品といえども、家庭の冷凍庫で保存されている食品は温度管理が徹底されず、おいしく、安全に食べることができる期間は1ヶ月〜3ヶ月といわれています。
「4」については、上手に冷凍できても、その解凍方法が適してなければ味は半減してしまいます。基本はゆっくり低温(0〜5℃)で解凍するのが良いようですが、市販の調理済みの惣菜などは凍ったまま扱う(蒸したり、茹でたり)ものも多く、調理方法が明記してある場合はそれに従いましょう。
それぞれの食品に合った方法は書ききれませんのでご自分で調べてください。
また、冷凍に向かないと言われている豆腐を冷凍すると、そのままの味わいは無理ですが、水分の抜けた「凍み豆腐」としてちがう食材として楽しめます。新しい発見もあるのでは?
ご自分のライフスタイルに合わせて上手に冷凍食品、冷凍庫を利用しましょう。なおカレーは、冷凍する時にじゃがいもが表面に出ないよう、ルウを上にかけて冷凍すると少しマシなようです。
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【質問】
お肌と日焼けが気になるこの季節。白いお肌を保つために食生活のうえで何か気をつけることはありますでしょうか?
日焼けの影響をガードしてくれる食べもの、逆に日焼けの影響を促進してしまう食べもの等があれば教えてください。
【回答】
日差しも強くなり肌にジリジリと太陽光を感じてくると、紫外線が気になるものです。
紫外線は夏になると特別多いような気になりますが、6月位が一番多いようです。特に女性は、日焼けがシミの原因になることもあり、日焼け止めクリームや日傘、長袖の上着でなんとか紫外線対策を試みる方が目立ちます。
最近では、長手袋やマスクのような帽子までも登場し、目を奪われることもしばしば。それぞれ暑さをガマンしての心意気が感じられます。
食品の成分では、一般にビタミンCがお肌に良いということが知られています。日焼けと食品の関係については詳しくわかりませんが、「健康な素肌を保つこと=新陳代謝のよい肌」で日焼けの影響をガードすることにつながるようです。
少し話はそれますが、病院食で肌に創傷のある方にお出しする食事内容が美肌を保つ食事と似ているので紹介します。
まず、その方にあった食事量とビタミン類(主にビタミンC)、ミネラル(主に亜鉛・銅)などの微量栄養素に注目します。その他、アルギニンやグルタミンなどのアミノ酸などの成分も話題になってきています。食品のパッケージなどで目にされた方もいらっしゃるのでは?
その方に合った食事量というのは、性別・年齢・活動量から求めた食事量で、療養生活に必要な糖質・たんぱく質・脂質量のこと。ビタミンC、亜鉛、銅は皮膚構造の柱となるコラーゲンを合成するときになくてはならない成分なので強化しています。もちろん他のビタミン類やミネラル類も検討していきます。
美肌に応用するには、やはり正しい食習慣・生活習慣が欠かせません。健康な素肌を保つのに必要な栄養素は日常の食事でまかなえるといわれていますが、偏って食べたり不規則な生活が続くとすぐに不足してしまいます。
これから暑くなると、食事も簡単に済ましがち。夏バテ予防のためにも食事はしっかり(適量)、野菜類をたっぷりとってビタミン類を補給しましょう。また、ビタミンC、B群などの水溶性ビタミンはすぐに体外に排泄されてしまいますので、こまめに摂るのがよいようです。。
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【質問】
いよいよ食中毒のシーズン。
そこで質問です。どんな食中毒があるのか、何に気をつけたらいいのか、どんな症状が現れるのか、などご教示ください。
煮物などは多めに作って、翌日再び温めて食べることが多いのですが、これって大丈夫なんでしょうか…。
【回答】
今頃の季節になり気温と湿度が上昇してくると、食中毒への注意がさらに必要になってきます。
食中毒は、細菌やウイルスなどの微生物が体内に入って症状をおこす「感染型」と、微生物の毒素により症状を起こす「毒素型」に分けられます。
厚生労働省によると、平成18年度の食中毒の発生状況は、全国で1,484件、患者数3万7184名、死者6名でした。患者数の8割はノロウイルスが占め、前年度よりも増加しています。
ノロウイルスは感染力が強く、患者の便等で汚染された環境や人の手を介してヒトに二次感染します。ここ数年は冬場に発生しているノロウイルスによる食中毒とその二次感染が社会問題となりました。
細菌性食中毒の近年の発生件数は、カンピロバクター菌が多く、続いてサルモネラ菌、ブドウ球菌、腸炎ビブリオと続きます。
カンピロバクター菌は肉の生食・鶏肉、サルモネラ菌は食肉や卵、黄色ブドウ球菌は手指の化膿したところ、腸炎ビブリオは魚介類などに多くみられます。
症状の多くは、下痢・嘔吐などの急性胃腸炎を起こします。これらの症状が見られたときには速やかに医師に診てもらいましょう。また、症状の出ない健康保菌者(知らないうちに他人に細菌感染させてしまう)にもなりうるので常に注意は必要です。
煮物は、「一旦冷ますと味がしみこむ」ともいわれます。一晩寝かせたカレーやおでんなんかも美味しいですね。
ただ、材料や器具が菌に汚染されていたり、加熱が不充分であったりすると大変です。カレーやぜんざいなどで実際に食中毒が発生しています。
カレーには香辛料、ぜんざいには砂糖が多く含まれ、どちらも保存性が高い料理のように思えます。
…が、ここで発生する菌はウエルシュ菌といわれ、無酸素状態を好み、芽胞をつくります。芽胞は乾燥や100℃での4時間の加熱にも耐え、45℃くらいになれば芽胞が発芽して食品中でどんどん増えてしまいます。
大鍋で大量にシチューやカレーを作ったりすると、鍋の中心部は無酸素状態になってウエルシュ菌に適した環境になります。作るときはよく混ぜて、酸素に触れさせることも大切です。
また、大量に作るので加熱が不充分になったり、反対になかなか冷めずに生ぬるい状態が長時間続いたりしてしまいます。そうなると芽胞が発芽して増殖してしまいます。
加熱にも強いことから、この菌には「加熱済みのものは安心」という原則は当てはまりません。加熱調理をしたら速やかに食べるのが望ましく、保存する場合は小分けにして、素早く20℃以下に温度を下げるようにしましょう。
再加熱時は中心部が85℃以上で1分以上が保たれるように。中途半端な温度で保存するとウエルシュ菌だけでなくその他の菌も増殖しやすい温度になってしまいます。
最近よくみられる鍋の保温性を利用した保温調理も、きちんと温度が管理されていないと、中で腐敗してしまう場合があります。
身近なところの病院食はまさに大量調理。作業ごとの衛生管理や温度管理はこと細かくされ、調理後2時間以内の喫食が望まれます。お菓子屋さんでは卵を使ったカスタードクリーム類はすばやく冷やすことが鉄則になっているようです。
もちろん家庭での発生の危険性も多く潜んでいますが、発症する人数が一人か二人くらいのことが多く、風邪か寝冷えと思われていることもあり、時に重症化するケースもあります。
腐敗は外見や臭いで分かることもがありますが、食中毒菌は見分けが付かないのが怖いところ。食中毒菌は至るところに存在します。手洗いは基本中の基本です。
『菌を付けない、増やさない、殺す』が三原則。また幼児やお年寄など抵抗力が弱い方は発症しやすくなるので、一層の注意が必要です。
食中毒予防のため6つのポイントが示されています。
1.食品の購入:新鮮なもの、消費期限を確認して購入する
2.保存:持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存する
3.下準備:洗い、きれいな調理器具を使う
4.調理:手洗い、充分に加熱する
5.食事:手洗い、室温に長く放置しない
6.残った食品:きれいな保存容器で保存、再加熱する などです。
これからの季節、アウトドアでの料理や夏祭りなどが楽しいイベントになるよう、食品衛生にはご注意ください。
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【質問その1】
旬の野菜は安くておいしいものですが、旬の野菜とそうでない時期の野菜とでは、栄養価も違うのでしょうか?
また、露地栽培ものとハウス栽培ものの違いも教えてください。
【回答その1】
農業技術の進歩で季節がずれてもおいしくなるように作られたり、甘みなど味が研究された品種も多く出回っています。
…が、季節に合ってのびのびと育った野菜や果物は味が違います。
食品成分表では、ほうれん草のビタミンCについて、冬と夏の収穫時期のちがいが掲載されています。
(夏=20mg、冬=60mg。いずれも100グラムあたり)
これからが旬の夏野菜は、ほてった体を冷やす作用やスタミナがつくよう調整してくれる働きや、暑さで奪われやすいビタミンCも豊富に含まれます。
冬野菜は体を温めるなど、旬の野菜は季節に応じて地味に体に働きかけてくれます。
また、採りたての鮮度のよい野菜はで味も濃くて格別! 私も高校生の時に、木で熟したというもぎたてのトマトを食べた時に「なんとおいしい!」とショックを受けたのが今でも忘れられません。でも都会ではなかなか手に入りにくいですね。
スーパーで買った野菜でもひと手間、使う前に水にさらすと野菜はシャキッとよみがえり、味の仕上がりのも違いが出ますヨ。でも新鮮なうちに使いましょうね。
***
【質問その2】
いろんな油がありますが(サラダ油、コーン油、ごま油、オリーブ油など)、それぞれの特徴や効能、この油はこういう調理法がいい! 健康にいい! というようなことがあれば是非教えてください。
【回答その2】
最近は料理のレシピやスーパーの油売り場でも様々な原料の油を見かけるようになりました。
植物油は精製度のちがいによって半精製油(通称)、精製油、サラダ油に分けられます。
半精製油はほとんど精製が行われていないもので、「ごま油」や「オリーブオイル」など原料の持ち味が生かされています。
精製油は精製され、「白絞油」「てんぷら油」というも商品名で売られています。
サラダ油はまたさらに精製されます。香りは乏しいですが、低温でも固まりにくくさらっとして、ドレッシングやマリネなど火を通さず食べるのに適しています。また、2種類以上の油を混合したサラダ油「なたねサラダ油」や「調合サラダ油」などの名称で広範囲の使用に適した油も多く売られています。
サラダ油のほうが精製度も高いので、お値段も…と思いますが、一般に半精製油の方が値段は高いようです。
個性的な香りのする油は、香りを生かすためにそのままサラダのドレッシングやパンなどにつけて食べると美味。特にオリーブオイルはデパートの催事である「イタリア展」などに行くと、さまざまな作り手さんのオリーブオイルが売られ、試食することが出来ますよ(お値段もさまざま…)。
料理の仕上げにごま油をたらせば中華風、オリーブオイルならイタリア風にと少量で同じ料理をちがう仕上がりに変化させてしまうことも魅力です。
油は劣化しやすく、過酸化脂質となって体内に入ると老化やさまざまな病気になる原因となります。いやなにおいがしたり、色が濃くなる、ねばりが出てくるのを感じたら、早めに処分しましょう。劣化の少ない状態で食べると、コレステロールを下げたりする作用が生かされます(おもに植物油)。
揚げ物に適するのは、熱の劣化に強いコーン油、菜種油など。そのまま使用するのに向く種類は、ひまわり油・紅花油・グレープシードオイルなど。料理にあわせて何種類か揃えると料理のレパートリーも増えるでしょう。
成人で一日約大さじ2杯分を目安にとりましょう。コロッケ1個で約大さじ1弱くらいの揚げ油が吸収されますが、衣が厚ければさらによく吸収されます。
最近は家で揚げ物をしなくなったご家庭も増えているようですが、作る際に衣を薄めに付けたり、細かめのパン粉を使ったりすると油のとりすぎは抑えられます。
また、肉や魚の食材の油脂は見逃しがち。質の良い油が多い魚類(悪玉コレステロールを下げる・脳によいとされるDHAが多い)は積極的にとりたいですが、脂肪の多い食材には調理法も工夫して調理に使う油は控えめに。
日本人は欧米化によって油脂の摂取量は増えつつあります。脂肪は質と量が大事です。
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【質問その1】
最近、自分の体臭が気になるのですが、体臭と食べ物の関係についてなにかあれば教えてください。たとえばニンニクとかお肉とか、関係あるのでしょうか?
【回答その1】
ちょうど、ニオイについての記載があったので紹介します。
これから暑くなってくると汗や体臭が気になります。暑くなくても、混んでいる電車やエレベーターなどで少々ニオイが気になる方も…。
ニンニク等の香味野菜の場合はもともとにおいが強いので、食後消化されてもニオイ成分は体内に残り、同時にこれらは口臭にもなってしまいます。
ニオイを抑える工夫として、牛乳を飲むなど聞かれますが、調理の段階でも、肉や魚を牛乳に浸して臭みをとることはよくあります。
シャンピニオン(マッシュルーム)も消臭サプリメントとしてよく耳にしますが、キノコのままではどうなのでしょうか?
最近スーパーでもやっと頻繁に見られるようになってきましたが、生のまま薄く切ってサラダにのせたり、刻んでじっくりソテーしたりすると(にんにくと一緒に?)、淡白そうな外見ですが意外とおいしいですが、ニオイとの関係は…。まだ試したことが無いのでぜひどなたかお願いします。
購入時は、いたみやすい食材なので、キズが少なく張りがあるものを選んでください。
食品のニオイからくるものは、食べる量や食べ方でニオイの強弱は変わり、ニオイの完璧除去は難しいようですね。
体臭は汗をかく機能と関係するようで、汗をかく機会が少なくなっている現代人は、汗腺の機能が鈍ってきています。
そうなると、本来は体に必要とされる成分(ナトリウムや塩素など)は体外に出ないのですが、水分といっしょに体外に排出されることになります。
このような汗はべたべたとして粒が大きく、蒸発せずにだらだらと流れます。体に必要な成分を浪費するばかりの「悪い汗」ということになり、ミネラル分を含んでいるせいで皮膚表面をアルカリ化してしまい、皮膚常在菌が繁殖しやすくなります。その結果、臭いにおいがするようようです。
また、年配の方に起こりがちな加齢臭は、皮脂腺からの分泌物が関係し、皮脂腺から出る脂肪酸が酸化したり発酵したりして臭いのもとになる物質(ノネナール)が出てくるのが原因です。40歳を過ぎる頃よりこの物質が増えますが、女性はホルモンのバランス等により、男性よりも加齢臭の発生する時期が遅いと言われています。
これらの現象は、体内で起こっている動脈硬化、生活習慣病のしくみとよく似ており、食生活に気をつけて運動をする、タバコをやめる、ストレスを減らすなど、生活習慣病の予防を心がければ、ニオイの元を減らすことが出来ます。
※肉の一日の摂取量の目安は、片手に薄切り肉を広げた量(3〜4枚)となります。
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【質問その2】
ワカメとかヒジキなどは髪の毛にいいと言われますが、本当ですか? 白髪が気になるんですが、いい食べ物などあるんでしょうか?
【回答その2】
白髪についてはまだ分からない点も多いようですが、遺伝・ストレス・栄養などが関係しているようです。
栄養的には、主に銅と亜鉛が不足すると、髪の毛を黒くするメラニン色素が生成されなくなり白髪になりやすいと言われています。
銅と亜鉛は日常食事をちゃんととっている限りは、不足する心配はありません。しかし、インスタント食品、ファーストフードに偏った食事をしていると、これらの栄養素は有効に働きません。
海藻類はミネラルが豊富な食べ物として髪に良いといわれているようです。
ちょうど先日、美容室に行ったとき、美容師さんに白髪の原因を尋ねると、「ストレス以外では、遺伝と栄養やな」ということでした。結局は栄養バランスですね(もちろんストレスにも!)。
わかめなどは水に戻すだけで手軽に食べられるものもあるので利用しましょう。よく噛んで食べましょう。
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本講座は今回から、皆さまからのご質問に対して、栄養士が回答していく形式となりました。
ご質問も引き続き受け付けていますので、よろしくお願いします。
【質問その1】
煮込み料理が好きで好きでたまりません。カレーやおでん、豚の角煮などなど、どれも4〜5時間はじっくり煮込みます。おまけに二日目、三日目のドロドログチャグチャ状態が大好きなので、のべ時間にすると10時間以上は煮ています。
味はどんどん旨くなるので結構なんですが、これってビタミンとか食物繊維とかは失われないのでしょうか? 煮込んでもいい食材、よくない食材があればご教示ください。
【回答その1】
確かにじっくり煮込んだ料理は味わい深いものですね。特に寒い冬には恋しくなる料理でもありますね。
水溶性のビタミンは煮込むことによって素材より煮汁の中に流出してしまいます。その点カレーなどの料理は、煮汁(?)ごと無駄なくいただけます。また、再加熱するとそれらの成分は壊れやすいという実験結果もあるようです。
主な水溶性の成分はビタミンB群・Cがあり、これらは水洗いしただけでも流出してしまいます。しかし、じゃがいもなどに含まれるビタミンCは、でんぷんと一緒に存在するため流出しにくいと言われています。
ビタミンA、Dなどの脂溶性ビタミンや食物繊維はそれほど壊れないようです。肉類は長時間煮込むことによって柔らかくなり、コラーゲンが体に吸収されやすい形なります。
他の成分についても調理法によって一長一短。固そうな肉がとろけるように柔らかく仕上がったり、煮込むことによってさらにおいしく出来上がる喜びは格別ですし、そちらの満足度を優先してもいいのではないでしょうか?
あと気になることとしては、長時間煮込むことによって素材の風味が消えてしまう、煮込んだたっぷりのスープで塩分のとりすぎになる等があります。
栄養バランスを考えて、酢の物、サラダなど味の変化をつけた野菜類の小鉢物も添えるようにしましょう。
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【質問その2】
春の恒例として山菜採りを楽しんでいます。5月連休前後に山中に入り、コゴミ、タラノメ、ワラビ、タケノコ、ゼンマイ、ヤマウド等を採り、家で処理して食べています。
以前より「山菜はアクが強く発がん性も心配される」と云われていますが、我が家では結構多く山菜を食べます。山菜の危険性や栄養面はいかがでしょうか?
【回答その2】
スーパーにも山菜が並び始め、「もうこんな季節か…」と気付かされることもよくあります。毒性については、下処理の段階でほとんど取り除かれるようです。また、がん細胞の抑制作用など解毒作用がある物質も多く含まれます。
しかし、少量食べるだけでも有毒な植物もあり、山菜採りのベテランたちの間では、「有毒植物の知識を身につける」「疑わしいものは絶対に食べない」と言われているようです。
今、「スプラウト」などの芽物野菜が注目を浴びていますが、山菜もまた芽物。これからブームになるのかもしれません。
季節柄、山菜に関するホームページが新聞に紹介されていましたので、よければご参照ください。
http://www.nittokusin.jp/sansai/
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一緒に食べると体によくないといわれている「食べ合わせ」ですが、皆さんはどのように感じていますか?
「うなぎと梅干」、「天ぷらとスイカ」などがよく聞かれます。
中国では二千年前の書物に、日本では平安時代の医学書に、「食べ合わせ」について書かれたくだりがあり、江戸時代にはすでに、広く庶民に浸透していたそうです。
これら「食べ合わせ」については多くの研究がされていますが、「科学的な根拠はほとんどない」と報告されています。
うなぎの名産地の浜松では、うなぎと梅干を一緒に出している料理店があるようですが、体調不良になったとの苦情は無いそうです。
科学的な根拠は無いにせよ、単なる迷信がこれほど強く残っているのには、やはり何らかの理由があるのでしょう。
たとえば「天ぷらとスイカ」であれば、油っぽいものと水分の多いものを一度に食べるな(=脂肪の消化が悪くなる)というように、全く意味の無いものではないようです。
「柿にカニ」は、カニが傷みやすい食材であり、衛生管理が整っていない時代に注意を促したもの。
「ひゆ(穀物の一種)とすっぽん」は中国の代表的な食べ合わせで、一緒に食べるとすっぽんの肉片が生きたすっぽんとなり、お腹を食い破ると信じられていたもの。
こんな物語のような話も含めると、二千年前から約60種の言い伝えが存在するそうです。健やかに過ごそうとする思いからでしょうけれど、「食」に対する人類の好奇心はなんと奥深いことかと驚くばかりです。
現在では、科学的な研究成果からの「食べ合わせ」が判ってきています。
「にんじんと大根」は、にんじんに含まれるアスコルビナーゼという酵素が大根のビタミンCを壊すことがあります。アスコルビナーゼはきゅうりなどにも含まれますが、かといって食べるのを控える必要はありません。この酵素は、熱や酸に弱く、加熱調理や酢の物にすることによって酵素の働きを抑制することができます。
また、一緒に食べることによって栄養の相乗効果が期待できる食べ方もわかってきています。
そのひとつが、「乳製品、大豆製品、魚類、干したきのこ類」。カルシウムとビタミンDを多く含む食品です。
もともと日本人のカルシウム摂取量は不足しがち。またカルシウムも体内に吸収されにくい栄養素で、同時にビタミンDを多く含む食品を一緒に食べることによって効率よくカルシウムをとることが出来ます。カルシウムの摂取が少ないと骨がもろくなってしまいます。もちろん他の栄養素や適度な運動も骨を丈夫にするためには必要です。
効率よく栄養素をとりたいものですが、食材はいろいろな方面からみると一長一短。味が嫌い、調理法が面倒、おいしいけど脂肪がたっぷり含まれる等々。
現在、「食育」という活動がさまざまな形で展開され、テレビの料理番組等でも、おいしいだけでなく栄養的にも考えられたメニューがよく紹介されています。いろんな食品や調理法を日常に取り入れるためには、これらのテレビ番組を活用するのも身近な方法と言えるしょう。
しかし、ひとつの食材やメニューを多量に継続して食べ続けるのはあまりおすすめできません。(先日納豆が話題になりましたが…)。旬の食材を利用し、さまざまな料理をたのしみましょう。
【納豆のいなり焼】 簡単・カルシウム/納豆応援メニュー
油揚げ(中くらいが作りやすい)は真ん中を切って袋状になるように開きます。そこに、よく糸を引かせて薄めに味をつけた納豆を入れます。口をようじで止めてフライパン等で表面をカリッと焼きます。酢醤油などを付けていただきます。納豆にゴマやネギ(旬!)の刻んだものなどを加えるとさらにおいしいですよ。
なお、薬と食品の食べ合わせについては注意が必要なものもありますので、医師や薬剤師の指示に従ってください。
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鍋物や煮込み料理など、暖かい食べ物が恋しくなるこの季節。
とくに喜ばれるのは、汁物や体を温める働きのある食品です。
生姜を使用し、風邪のひきはじめにとよく言われる「生姜湯」もそのひとつです。砂糖などの甘みと生姜、くず(片栗粉)で作ります。
生姜には、ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンなどの成分が含まれ、血行をよくして身体を温める働きがあります。食欲増進や疲労回復などの夏バテ解消、殺菌作用にも役立ちます。自律神経のバランス調節や抗酸化の作用もあり、少量でもなかなか頼もしい野菜(香辛料)です。
生姜は、新生姜として初秋に出回ります。全体にみずみずしく、白っぽい色で、そのまま食べたり甘酢漬けにします。一定の温度で貯蔵され、通年出回っているのが「ひね生姜」。皮の色は濃くて香りや辛みが強く、魚の生臭さをとるのに適しています。
生姜は皮の部分に香りがあるといわれ、使うときは表面の気になる汚れを落とす程度にして、皮も一緒に使いましょう(針生姜など見た目重視の時は皮をむいた方がきれいに仕上がります)。
少量の使用で効果を発揮する生姜ですが、そのちょっと使いが面倒なときもあります。おろし生姜なら、余力があるときにたくさんおろしておき、フリーザーバックなどに薄く広げて冷凍しておくと使いたいときにすぐに使えます
。
冬になにかと注目される生姜ですが、原産は熱帯アジア辺りで、日本へは中国から入ってきたようです。
欧州では生姜入りの人形の形をしたクッキーがお祭りの時に作られ、薬効のある食材として世界各国で季節を問わずひろく使用されてきました。夏にも冷やしあめやジンジャーエールとして飲まれていますね。
ジンジャーエールについては、メーカーについて「甘い」「辛味がきいてる」などと議論されますが、一度作ってみてはいかがでしょうか?
実は私もまだ作ってないのですが、雑誌に載っていたニューヨーク在住のアメリカ女性のレシピです。健康意識の高いニューヨーカーのレシピで興味深く感じ、切り抜きを持っていたのですがどうでしょう?
<作り方>
生姜30gは、ちょっと厚めに切って、さらに包丁の側面などでたたいて繊維をつぶします。
これを3カップの水に入れて火にかけ、沸騰したら火を弱めて30分ほど煮出します。熱いうちに砂糖1カップ、レモン汁半個分を加えて砂糖をとかし混ぜます。
よく冷やし、飲むときに炭酸水で約3倍くらいに割ってのみます。水で割っただけでもおいしいそう。
どうでしょうか
? きっと生の生姜から作るのでスパイシーでさわやか。ちょっと甘そうでもありますが、自分で作ることでさらに美味しい出来になるのでは?
冬はお湯割りでもよさそうです。すっぱいのがお好きなら、飲む直前にレモン汁を入れてもいいですね。ちょっとお口に合わないようなら、(がっかりですが…)これを煮魚の煮汁にでも使ってみてください。
なので、やっぱりレモン汁は最後がいいのかも。
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師走に入り、あっと言う間お正月を迎えます。お正月にはおせち料理が思い出されますが、皆さんのご家庭でのおせち料理事情はどんなふうでしょうか?
おせち料理には五穀豊穣を願い、家族の健康と子孫繁栄の祈りを込めて、縁起のよい山海の幸が盛り込まれます。これさえあればお正月ができると言われるのが「祝い肴」で、「数の子・田作り・たたきごぼう」の3種をいいます。関東ではたたきごぼうが黒豆に変わります。
おせち料理はその土地の風土や文化などが交じり合って受け継がれてきています。例えば「数の子」は粒の数ほどの子孫繁栄など、縁起の良いさまざまな願いが料理に込められています。それぞれどんな思いが込められているかは実際に味わいながら探ってみてください。
スーパーやデパ地下に行くと、十月末辺りからおせちのパンフレットが立派な冊子となって置かれています。数十万円するおせちもいくつかあり、美しく調理された高級素材や珍味がお重に詰まっていて目を奪われます。「買う人がいるのかなあ?」は庶民の感覚でしょうか?
予約締め切り間近になると「受付終了いたしました」のシールが貼られていて、再び驚かされます。それに触発されて単品豪華主義、普段はちょっと買えないものを…と思って大晦日の夕方にお店をさまようのが好きです。
でも目移りするのが悲しいところ。結局、優柔不断も手伝って閉店時間に追われることになり、あまりいい思い出がありません。でもうろうろと見歩くのが楽しいんですよね。
この時ばかりは、普段はちょっと気取っている(風にみえる)洋食のコーナーも正月戦線に乗り込んできてがんばっている感じがします。クリスマスの後でホクホクでしょうに。
年の門出を祝い、さまざまな夢や願いを託す大切な節目であるお正月。これを彩るおせち料理。
調理済みの料理が多く出回っている今日ですが、私たち現代っ子も「祝い肴」くらいは手作りし、先人達の知恵や工夫が生んだこの食文化を、良き日本の伝統として継承していきたいものです。そして伝統の料理だけでなく、「我家流」もぜひ伝承していってください。
ちょっと私流をひとつ。思い当たるのが、数年前、年末に生麩をいただき、はて、どうやって食べようかと思いながら作り始めたのが「生麩のオランダ煮」。生麩を一口大に切って片栗粉をまぶして揚げ、ちょっと甘めに煮ます。普段はあまり使わない生麩。揚げてさらに煮るという凝った(?)調理法。お正月のために…という気負いを感じながらであれば、何故か作る気になります。
しかしこれ、家族にはあんまり受けがよくないんです。「我家流」になりますかな?
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すっかり肌寒くなりましたが、風邪はひかれてないですか?
同時に年末を迎えて、あわただしくなるとともに、忘年会・新年会などと外食やお酒を飲む機会も増えてきます。せっかくの楽しい会ですが、忙しいところへ食べすぎ・飲みすぎが重なるのもつらいところ…。あらかじめ体調を整えてのぞみたいですね。
アルコールといえば体内では肝臓が連想されます。肝臓はアルコールの解毒だけでなく、栄養素の代謝やエネルギーの産生などさまざまな働きをしています。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれているように、機能が低下していても他の臓器に比べて自覚症状があまりありません。しかし、お酒をよく飲む、食べ過ぎる、睡眠不足が続いている、薬をよく飲む等のことは肝臓に負担をかけるので、食事や生活を改善して肝臓をいたわってあげましょう。
お酒は適量とよく言いますが、いったいどのくらいかと申しますと…
日本酒・1合
ビール・大ビン1本
焼酎(25度)・100t
ウイスキー・60t(シングル2杯)
ワイン・1/3本(240t)
いかがでしょうか? 多いと思うか少ないと思うかはさまざまでしょうけれど、この適量で週に2日の休肝日程度でお願いします。
もちろん、医師より飲酒量の指示がある方はそちらが優先です。また最近では、お酒を飲まない人でも脂肪肝の様な状態になる方が増えています。
これは肥満、動脈硬化症、糖尿病などの生活習慣病が原因であることが多く、非アルコール性脂肪肝炎といわれます。
疲れた肝臓を元気にするために次の事を実行してみましょう。
お酒を控える…適量に。
良質なたんぱく質をとる…肝細胞の再生、修復に必要です。肉・魚・卵・大豆製品からまんべんなくとりましょう。
脂肪を控える…多量にとりすぎると脂肪としてためこんでしまいます
ビタミンをたっぷりとる…肝臓で解毒や代謝などを行うときに必要な酵素の材料になります。
睡眠をたっぷりとる…睡眠は肝臓にとっても大切な休息。午前0時前には寝るように。また、食後に少し体を横にするのも効果があります。
不必要な薬は飲まない…薬も肝臓で代謝されます。病気の治療目的以外、軽い体調不良は薬以外の方法で改善する努力を。
便秘にならないよう…便秘になって便が体内に長くとどまると再吸収されて再び肝臓に戻ってしまい肝臓の負担に。
やはり生活習慣、大事です!
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すっかり秋めいてきた今日この頃。食品売り場に行くと果物売り場は、なし・ぶどう・かきなど秋が旬の果物が並んでにぎやかになっているのに気付きます。みなさんは普段から果物をとっていますか?
果物の栄養素は一般にビタミンCの給源として役立っていますが、その他、高血圧を防ぐカリウム、高脂血症を防ぐ食物繊維、疲労回復を促す有機酸が豊富に含まれています。ビタミンEやポリフェノール類も含み、がんや心臓病、脳卒中の予防効果が期待できます。ビタミンCは美肌に必要であるほか、ストレスの多い方にも欠かせません。ストレスに対抗するホルモンの生成にビタミンCは必要で、ストレスが多いとどんどん消費されてしまいます。
果物の摂取量は、生活習慣病の予防と日々健康に過ごすために1日200g程度摂取することがすすめられています。しかし、日本人の果物の摂取量は、1日1人あたり約120g。特に20〜40代では100gを下回っているのが現状です。
さらに男性の方が一般に摂取量が少ないと言われ、「普段から全く食べない」「皮をむくのが…」等、『めんどうな食べ物』と扱われているような気がします。これではせっかくの旬の果物がもったいないですね。
「すぐに腐ってしまうし…」と言われる方はドライフルーツを利用してみても。生の果物の栄養素が凝縮されて少量でたくさんの栄養素を取ることができます(エネルギー量も高いので食べすぎには注意。ビタミンCは少なくなります)。料理に使われる果物、酢豚に入るパインアップル、サラダに入ったレーズン等は好みがはっきり分かれ、「味の調和がとれていない!」などと絶対に口に入れてくれない人もちょくちょく見かけますが。
食べ方としては、「朝食べる果物は金、昼は銀、夜は銅」と言われています。果糖を多く含む果物は、朝に食べるとエネルギー源としてとても効率よく利用され、次に昼、続いて夕の順番になるという意味の有名な言葉です。これは果物に限らず言えることなのですが、朝は金だった食べ物が、夜に食べると代謝しきれずに脂肪として蓄えられてしまうということです。果物は朝や昼に多くとるようにしましょう!
これは甘い、これはすっぱい等味の違い、素敵な香り、季節の移ろいを感じながら、もっと積極的に果物を取り入れてみてはいかがでしょうか。今流行の「スローフード」に通るところがあるのでは?
未体験の方は、簡単に食べられるバナナやみかんから始めてみてください。バナナやみかんなどの皮をむいたときに見える白い筋には意外と栄養素が多くあり、取り除いたりしないで一緒に食べるのが良いですよ。
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最近よく「メタボリック・シンドローム」という言葉を耳にしませんか?
日本語では、「代謝異常症候群」などと訳されています。遺伝要因やストレスに加え、過食や運動不足がつづくと内臓肥満を引き起こします。
内臓肥満を共通の要因として、糖尿病・高脂血症・高血圧症など生活習慣病と呼ばれる疾患が重複して発症し、最終的には動脈硬化に至ると考えられています。「メタボリック・シンドローム」の解消には、まず基盤となる内臓肥満をなくすことが近道です。
そのため、これらの生活習慣病にならないようにするには、字のごとく「生活習慣を正すこと」です。生涯にわたって、食事・運動・休養の3要素を生活にとり入れた健康作りに取り組む心掛が必要になってくるのではないでしょうか?
しかし、さまざまなストレスの多い現代では、なかなか思うようにはいかないものです。出来る事から徐々にはじめてみてください。
私達が相談を受ける食事については、ちょっとその習慣を変えてみたら? という事がよくあります。例えば、朝食は食べない。夜寝る前に食べてしまう。外食が多い。野菜のメニューが少ない等々。
ご自身も何となく気付かれているのですが、それらが生活習慣ですから、それを変えるのは…といろいろ言い訳が聞こえてきます。朝食を食べるように変えるだけでも、朝早く起きたり、朝食のメニューを考えたりといろいろと習慣を変えないとできません。
やっかいなことに、生活習慣病は不調を感じることがほとんどありません。不調を感じる頃には取り返しのつかない状態になってしまっています。最初はおっくうなことかもしれませんが、ご自分の生活習慣を見直すことによって健康づくりへ関心を向けることができ、生活習慣病の危険性が遠ざかっていくのではないかと感じます。
食事について最近、なるほど! と思った言葉をみつけたので紹介します。
健康づくりのために、何を積極的に食べたらいいの? という時。食品の頭文字をとって「オサカナスキヤネ」(お茶・魚・海藻・納豆・酢・きのこ・野菜・ねぎ類)。
いずれも血液サラサラ効果のある食品です。これらの食品を積極的に取り入れましょう。特に野菜は1日に350〜400gを目標にして食べましょう。
もちろん、こればっかりでもダメですね。情報が氾濫している昨今ですが、日頃から生活習慣病の予防につとめて正しい情報を得ることも必要になってきています。興味のあるところからでも始めてみましょう。ひいては私達が切望する「若さを保つ…」(アンチエイジング)へとつながるのではないでしょうか?
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残暑きびしく、お見舞い申し上げます。「夏」→「スタミナ」→「にんにく」という連想をみなさんもよくされませんか?
にんにくにはあの特有の香り(ニオイ?)が特徴で、好まない方は全く使用せず、大好きな方はほぼ毎日使わないと物足りないなどと嗜好が分かれるところです。
あの特有の香りは、切ったりすりおろしたりすることによってにんにくの組織が壊れ、アリインという成分が酵素(アリナーゼ)によってアリシンに変わることで発生します。
このアリシンは様々な効能を発揮してくれます。
まず、強い抗菌・抗カビ作用を持ちます。また、慢性的な疲労を防ぐにはビタミンB1が必要ですが、B1は余分にとると排泄されてしまいます。ところが、B1はアリシンと結合するとアリチアミンという物質に変化して長く血液中にとどまり、疲労回復に効果をもたらします。
にんにくが重宝がられるのは、もともとビタミンB1も含まれ、最初からアリチアミンが存在するからと言われています。また近年、血栓を予防・改善したり、血中脂肪を下げる働きがあることなどが報告されています。
あのにおいについては、酵素(アリナーゼ)の働きを止めればにおいを抑えることが出来ます。塩などの高濃度溶液につけたり加熱したりすると働きは止まり、においはマイルドに。
※ にんにくのしょうゆ漬け
にんにくは薄皮までむき、清潔なビンに入れてしょうゆをひたひたにかぶるくらいまで注いで冷暗所におきます。1週間目くらいから食べられます。3ヶ月目くらいからはにおいも気にならなくなり、スライスしてそのままでも食べられます。
生はちょっと…という方は刻んで炒め物に使いましょう。炒める時には油で最初に炒めますが、しょうゆに漬け込んであるため焦げやすくなっているのでさっと炒める位で充分です。しょうゆにもにんにくのうまみが移り、一緒に使うと香ばしい料理に仕上がります。
また、使うたびに刻むのが面倒…という方は、使用量の2〜3回分をやや大きめにみじん切りしたものにしょうゆを注いで冷蔵庫へ。即席のしょうゆ漬けで、手軽ににんにく風味が楽しめます。こちらの方は短期間で使い切りましょう。
様々な効能が期待できるにんにくですが、生のにんにくは食べすぎると腹痛や貧血をおこす事もあるので、おろしにんにくなどは1日1片程度、炒めたり、焼く場合は1日2〜3片にしましょう。子供はその半量以下で。おいしく利用しましょう。
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夏は暑さで食欲が落ち気味。季節の野菜をおいしく食べて夏バテ対策です。
そろそろ夏が旬の夏野菜が出回り始めました。夏野菜といえば、トマトやピーマン、ナスなど色の鮮やかなものと、かぼちゃ、きゅうり、すいか(フルーツ?)冬瓜など瓜の仲間の野菜が目立ちはじめます
。
特にきゅうりについては、「栄養無いんやろ?」とよく質問されます。他の瓜の仲間もほぼ同様。食べてもあっさりしているし、水分ばっかりの野菜…という気もしますが、カリウムが多く含まれ、ナトリウムによる血圧の上昇を抑制し、むくみの解消にも役立って夏に食べるのにぴったり。中国では薬膳料理の食材として重宝されています。
なかでも冬瓜は、夏になるとデパ地下の一流料亭のお惣菜として必ずと言ってもいいほどお目見えします。冷たく仕上げた煮物で涼しさを演出。→食欲増進! しかし、その大きさゆえに調理がおっくうになってしまっていませんか?(私です…) その冬瓜をこの夏はちょっと見直してみましょう。
冬瓜は夏に収穫して涼しいところに置いておくと冬までもつので冬瓜と言われます。煮物にする場合は皮を薄めにむいて、皮の緑色をうっすら残します(その色から翡翠煮ともいわれます)。うまみのあるだしで、優しい味わいのささみや海老などと一緒に煮含めましょう。薄口しょうゆで色は薄めに仕上げます。
他には? と思って調べたところ、今度は皮は厚めにむいてうすく切り、生でサラダに。ちょっと厚めで炒め物やスープの具に。こうしてみると冬野菜の大根のように使えるようですが、大根よりも癖はなくて味も含みやすく、調理も楽なようです。
よい冬瓜を選ぶには、皮に張があってうっすらと白い粉が付き、どっしりと重いものを。しかし、たいていは切って売ってあります。切ってあるものはなるべく早めに使い切りましょう。
きゅうりは緑色が濃く表面のイボがしっかり付いて痛いくらいのものを。季節の野菜は、栄養価は高くお値段はお安く、いい事ずくめですね。
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梅雨の季節になりました。梅雨の語源には「梅が熟する季節の雨」という謂れがあるそうです。
蒸し暑い日が多くなって食欲の低下しやすいこの時期、梅はとても役立つ果実です。クエン酸を多く含み、食欲増進や消化吸収の促進、疲労回復等にも役立ちます。梅や柑橘類はそのクエン酸を多く含みます。
疲労をためず、体調を整えて「夏バテ」しないよう、今のうちから夏本番をむかえましょう!
「夏バテ」はなにかと暑さのせいにしてしまいがちですが、生活の見なおしも大切です。汗をかいたといって冷たい飲み物を摂りすぎていませんか? 食事もそうめんやざるそばのみで済ませたり…。
こんな食生活が続くと、水分の取りすぎによって胃腸が冷えるうえ、消化液が薄まって消化吸収が悪くなり、体調を崩してしまいます。さらに、食欲低下から栄養不足になって、体がだるく感じたりという悪循環。
夏は汗もかきやすいので、水分の補給は大切です。しかし、あまり汗をかかない人や運動をほとんどしない人までが、スポーツドリンクは大丈夫としている姿をときどき見かけます。スポーツドリンクは口当たりも良くてつい飲みすぎてしまいがち。思いのほか糖分を摂り過ぎることになって、肥満や糖尿病の原因にもなりかねません。
低カロリーの甘味料を使ったものも多くありますが、甘い味に慣れてしまい、常に飲用するのは考えものです。お茶を飲むのも物足りなく感じてしまうようになりかねません。
また糖分の摂りすぎは、それらを分解するためにビタミンB群が費やされるので、疲労回復に必要な分が不足してしまいます。水分は一度にたくさん飲まず、少しずつこまめに飲むようにしましょう。
コーヒーやアルコールでの水分補給は、利尿作用があるので逆効果です。睡眠前にこれらをとることは、眠りが浅くなる原因と言われています。しっかりと睡眠をとることも「夏バテ」防止には大事なことですね。
ちょっと食欲がないとき、手軽にできるヘルシードリンクをお試しください。スイカやバナナなどの果物が傷んできたけど一度に食べきれない、飽きたなあ…と思ったときにぜひ下ごしらえを!
♪ スムージー〈材料2人分〉
・冷凍フルーツ200g(バナナやスイカなどを一口大に切って冷凍庫にストックしておく)
・ プレーンヨーグルト200g
・ 牛乳100t
〈作り方〉
材料をすべてミキサーにかける(冷凍果実は硬いのでミキサーは徐々に回す)。甘味が足りない時はハチミツや砂糖を少々足す。
じめじめ暑い夏を元気に乗り切りましょう!
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先月に引き続き、「おなかの中がきれい」の話にします。前回はおもに腸内細菌についてでしたが、今回は食物繊維について。
かつては、食物繊維は私たちの身体には不必要なものとされていましたが、現在では見逃してはならない第六の栄養素となっています(五つの栄養素とは、糖質・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルです)。
食物繊維は、1日20〜25g摂取するのが目標です。
以前の日本の食事は野菜の煮物や芋類が多く、1950年代では一人平均食物繊維の摂取量は20gを越えていました。しかし現在では、食習慣が変わって野菜の摂取量も減り、1990年以降の平均摂取量は15g程度であると言われています。また、若年層ほどその摂取量が少ないようです。
食物繊維は「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類に大別され、それぞれ役割が異なっています。
不溶性食物繊維というのは、野菜や穀類、豆類、ゴマなどの種子類に多く含まれ、一般に硬くて、よく噛まなくてはなりません。そのため唾液の分泌がよくなり、虫歯や歯槽膿漏の予防、じっくり噛むことで早食い・食べ過ぎの予防にもなり、身体にとってさまざまな良い影響を及ぼします。
水溶性食物繊維というのは、あまりピンとこないかもしれませんが、果物や野菜、海藻類に多く含まれています。果物に含まれるペクチンはそのひとつで、水を吸い込んでとろとろになる性質があり、ジャムの原料になっています。体内では、いっしょに摂取した栄養素を取り込み、消化吸収がゆっくり行われるようになります。
その結果、血糖値の急激な上昇を防いで糖尿病や肥満を予防し、コレステロールや中性脂肪はそのまま体外に排泄して動脈硬化を予防してくれるという大きな働きをします。つまり、生活習慣病を予防するのにおおいに期待できる成分ということですね。
なお、食物繊維は植物だけでなく、エビやカニのような硬い殻に含まれるキチンや、肉や魚の皮や骨など動物にも存在します。これらには化学物質や発がん性物質を吸着する働きがあります。
ストレスにさらされると腸管の働きが悪くなり、腸内細菌のバランスも崩れやすくなるといわれています。そんな中、食物繊維はさまざまな働きをしてくれる頼もしい存在です。
日頃忙しくて野菜メニューをとりにくい方は、冷凍野菜やすぐに食べれるカット野菜、カットフルーツ等を利用するのもひとつの方法です。
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暖かくなって服装も春らしく、明るくなってきました。薄着のおしゃれで素肌も気になるところですが、この際、「おなかの中がきれい」ということもちょっと意識してみてはいかがでしょうか?
「おなかの中がきれい」ということはこの場合、腸の中がきれいということです。腸の中にはなんと100兆個もの細菌が住みついています。その重さは約1sになるといわれています。種類は約400〜500もあり、私たちの体にとってよい働きをする善玉菌と悪さをする悪玉菌がいます。
このふたつの菌類は共生しているのですが、絶えず勢力争いをしており、善玉菌の勢力を強くしてあげる事が「おなかの中がきれい」につながります。
最近、ヨーグルトのパッケージなどでよく目にする善玉菌は、食べ物を分解したりビタミンB群・ビタミンKなどを生成したりと、体にとってよい働きをします。
一方の悪玉菌は、腐敗物質をふやし、発がん物質を作りだしたりします。肝臓はそれらを解毒しようとがんばりますが、その負担がかかりすぎて肝機能が低下し、体全体が疲れやすくなって免疫力も落ちてしまいます。
悪玉菌の好物は、たんぱく質。肉類・油脂の多い欧米化した食事や、野菜の少ないファーストフードを食べる機会がふえると、悪玉菌はどんどん増えてしまいます。また腐敗物質は、臭いおならも作り出します。
善玉菌を増やすには、善玉菌の好物であるオリゴ糖を多く含む野菜やくだものをしっかり食べましょう。それは同時に食物繊維をたっぷり摂ることになり、お通じもよくなります。納豆やヨーグルトなどの発酵食品も最近は注目されています。
《お手軽ヨーグルトメニュー》
プレーンヨーグルトでどうぞ♪
◇ くだもので、食物繊維・ビタミンたっぷりおやつに。
◇ お好みのシリアルで、朝食代わりに。
◇ マヨネーズで、低カロリー、高機能マヨネーズに!
いずれも食べすぎは注意です。お好みの味を見つけてください。
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このコーナーの表題、「ボナペティー」ってどういう意味? …という質問がありました。ちょっと聞きなれない言葉かもしれませんが、「ボナペティー」は仏語で「Bon appeti」、食事をする人への挨拶で「たっぷり召し上がれ」という意味です。
この言葉を本で知った私は、食事を大事にするお国柄を強く感じるとともに、微笑ましくも感じました。毎日の食事は、おいしく楽しい時間にしたいものですね。
そろそろ店頭に春野菜が並びはじめました。その中でも目を見張るのが筍(たけのこ)です。
季節が感じられて美味しい筍ですが、字のごとく旬は短く、早朝に収穫して素早く茹でることが望まれます。
筍の切り口に見られる白いアクは、「チロシン」というアミノ酸の一種です。脳神経の働きを活発にして、記憶力や注意力、ストレスの処理をコントロールします。
現在、筍はすでに茹でた状態でも市販されています。すぐに調理にとりかかれますので、ぜひ利用してみましょう。
《筍の味噌炒め》
茹で筍は5ミリ程度の薄切りにします。フライパンにサラダ油を熱し、筍を炒めます。出し汁少々、みりん、砂糖、味噌で味付けし、香ばしいかおりがしたら火を止めて器に盛り、木の芽をかざります。
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はじめまして。宇治おうばく病院・栄養管理室です。これから毎月、「ボナペティー栄養講座」を連載します。
私たちはストレスの多い日常に暮らしています。ストレスが強くなったり長引いたりすると、体内ではホルモン分泌の増加や免疫力の低下など、さまざまな変化が起こります。
栄養面では、ストレスが加わるとビタミンCやビタミンB群が大きく消耗します(副腎皮質ホルモンの合成にこれらのビタミンが必要とされるため)。同様に、たんぱく質やカルシウム、マグネシウムなども不足しやすくなります。
では、ストレスが多いときは、どんな食事を心がければいいのか?
この講座では、美味しい食事を通じて心身ともに健康な生活が過ごせるよう、栄養学の小話や簡単なレシピ等を毎回紹介していきたいと思います。
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※月刊『きょうと』はバックアップセンターきょうとの機関誌です。
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